展示会 2024-#2 テクニカルショウヨコハマ2024
昨日は毎年行っているテクニカルショウヨコハマ2024@パシフィコ横浜に行ってきました。「第45回工業技術見本市」とあるようにものづくりワールドと同じ様な製造業の展示会です。ただしほぼ中小企業のみ。
さらに規模が大きくなった?
今回も去年に引き続きA・B・Cの3ホールぶち抜きでの開催でしたが妙に大きく感じました。出展者数は昨年が759社・573小間、今年が807社・653小間だそうですのでやはり去年よりも出展が多く密になった感じです。
中小でのデジタルものづくりの拡大は道半ば
去年と同じく会場左側の横浜市ゾーンは半分がものづくりゾーン、半分がDX・AI・IoTゾーンの構成でしたが、DX・AI・IoTゾーンはなんとなく去年より少し小さくなった気が…
ものづくりワールドと比べて、まだまだ地域中小企業レベルでは製造業(加工・部品・材料)オンリーからデジタル系ものづくりへのシフトは道半ばの感じがします。
存在感のある県外自治体出展
去年も同じ規模で出てたようですが、長野県(50小間)と燕市(30小間)の存在感が他の県内商工会議所を圧倒。
その他の地域も目立つ形で。相変わらず川崎市は覇気がない(今年は写真取るのすら忘れました)。
注目ブース
北海化成工業所
SAPPOROものづくり企業出展ブースで出展されてた札幌市内のプラスチック製品成形加工業。札幌医大と共同開発したMRIコイル台を展示。
お話伺うと、札医の先生方は非常に協力的、知財は完全に北海化成さん側、共同研究・受託研究費等の負担無し、自治体の補助金を活用、札医の名前使用可、と小規模ながら理想的な「産の医工連携」事例のようです。
札幌医大でのニーズ発表会(令和3年12月)に参加してマッチングし年明けから開発開始、令和5年4月には販売開始、と脅威のスピードでの製品実現。
この架台の効果・有用性を現場で評価するような要求が出てくると「学」の関わりが出てきていろいろと企業側の負担も出てきますが、現場からニーズを投げて開発を企業さん(特に中小製造業)にお任せする場合には、大学病院側がハードルを下げて企業さんの負担を最大限軽くし開発の実現性とスピードを上げることが重要と思います。
神奈川工業技術開発大賞 UNTRACKED
第38回神奈川工業技術開発大賞、奨励賞に横浜国立大学発ベンチャーUNTRACKEDの立位年齢検査装置StA²BLE。
開発者で取締役CTOの島圭介先生はテニュアトラック仲間です。
※ なおArchelisは昨年度第37回の未来創出賞を受賞。
かながわビジネスオーディション2024 ヘルステック系2社
かながわビジネスオーディション2024のファイナリストの紹介と、最終審査会のビデオが流れてました。ヘルステック系は以下の2つ。
全世代型(介護用)全自動歯ブラシ。Genics社は早稲田大学発ベンチャーですけど、自動歯ブラシは石井裕之先生が始められて開発進めてたものですよね。最初の方見てましたが、事業化までこぎつけてここまで来てるのは凄い。
イノベーション大賞を受賞されたLife Analytics社は横浜AI・IoTゾーンに出展されてたのでお話聞いてきました。あらかたの画像フォーマット全対応の画像解析ウェブアプリ。動画像での技能解析とかやれます?と聞いたら経験ないけど多分可能とのこと。アナウトのこととかもご存知でした。
おまけ:ヘラ絞りと魔改造マシン
第一絞製作所ではヘラ絞りの実演。
ニットーブースにはNットーの魔改造マシン「ブーブー旋風鬼」と「りとるグリーンもんすたー」。
社長他archelisチームはアシストスーツEXPO in NAGOYA 2024に出張中でした。