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不妊治療の保険適用
菅首相が少子化対策として示した不妊治療の保険適用。
始まるのは来年の4月の診療報酬改定からなんですね。
けっこう先の話なんだな~と思っていたら、保険適用に先立って助成制度が開始されているようです。
所得制限は撤廃され、助成額は1回につき倍の30万円。助成回数も1子ごとに6回まで。
なぜか女性の年齢だけに上限枠が設けられていますが、それでも不妊治療のハードルが下がったことに変わりありません。事実婚でもOKというのもいいですね。
少子化対策としての不妊治療保険適用が効果を発揮するかどうかはともかくとして、治療を迷っておられる方には朗報だと思います。
ただ、保険適用が現在の不妊治療において全面的に喜ばしいかどうかは、疑問が残ります。
保険診療は必要最小限の医療で最大の効果を発揮することを求められるため、現在のように、各クリニックの自由裁量でカップルに合わせたオーダーメイドな治療は認められない可能性が高いです。
保険適用が始まれば、助成制度が終了する可能性も高いので、もしかしたら助成期間のうちに不妊治療を受ける方がいいという選択肢もあるかもしれませんね。