ケトン体
この記事ではケトン体について。を書いていこうと思います。
ケトン体と聞くと悪いイメージ持つかもしれませんが、エネルギー代謝の面では役立つモノです。
見ていきましょう。
ケトン体は中性脂肪から生成されます。
中性脂肪が分解してグリセロールと脂肪酸になると
グリセロールはクエン酸回路含む糖新生の回路へ
脂肪酸はβ酸化でアセチルCoAと分解されていきます。
糖新生はグルコースを生み出す回路ですがクエン酸回路も含んでいるのでクエン酸回路の中間体であるオキサロ酢酸も糖新生で利用されます。
そのため、糖新生中はオキサロ酢酸が枯渇しやすいといえます。
つまり、β酸化から生み出されたアセチルCoAのクエン酸回路での利用はオキサロ酢酸の量に依存します。
さて、オキサロ酢酸と反応しなかったアセチルCoAをどうするのかというと
アセトアセチルCoA、HMG−CoAを経てアセト酢酸やβヒドロキシ酪酸にします。
このアセト酢酸やβヒドロキシ酪酸はケトン体と呼ばれます。
ケトン体は脳などで再びアセチルCoAにでき、利用することができエネルギーとして利用することが可能です。
しかし、ケトン体が増えるとケトアシドーシスを起こし中枢神経障害や昏睡等の症状が起こります。
今回の記事はここまで。
最後までご覧いただきありがとうございました😊