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「本番に向けた調整に大切なこと」大阪女子マラソン2023を観て(2019年12月の記事を加筆修正)

今日は、2023年1月29日。自宅でゆっくりしながら「大阪女子マラソン2023」をテレビ観戦していた。そして、レースを見終えてから、以前に書いた記事を思い出し、再び自分で読んでみると、どうしても加筆修正をしたくなった。
そして書き終えてから読み直してみると、以下に紹介する記事が大阪女子マラソン2023のレースと関連することがあるような気がしたため、少しタイトルを変え、案内することにした。

今日の女子マラソンでは、アフリカの選手が1位と2位、そして日本人選手のトップは、30キロ過ぎまで先頭を走っていたが、最後に力及ばず3位となった。意識の持ち方がどのようにパフォーマンスに影響を与えるのか。
以下、2019年12月03日の記事を加筆修正したものである。


代表選考レース「何が走りに影響したのか」

東京オリンピック代表選考レースを兼ねた男子の「福岡国際マラソン2019」をテレビで観ながら、私は日本人選手が実力を出し切るにはどうしたらいいかを考えていた。

というのも、私の妻はとにかく駅伝やマラソンを観ることが大好きで、私は半ばそれにつられてテレビを一緒に観ていたのがきっかけであった。

選手の走りを見ていると、どうしても私独自の見方になってしまうのだが、選手の顔色や走り方、そのほか全体的なことを観察していた。

途中から、ある1人の選手に着目していた。
彼は顔色も良く、リラックスしながら走っていて、とても落ち着いている。見る限り、力走型ではないが、勝負どころは30キロ過ぎだと認識しているようにも見えた。

このまま、このリラックスした走りでいけば、もしかしたら、課題のタイムをクリアし、オリンピック代表の切符を手にするかもしれない。そんな気持ちを抱きつつ、彼の力走を観戦していた。

明らかに、アフリカの選手たちとは違う走りをしている日本人選手たち。それぞれの走り方を見ていると、いろいろなことを感じた。
日本人選手は、走ってるとき、どのように意識を保っていけば良い結果につなげられるだろうか?
もしくは、アフリカの選手はなぜこんなにもマラソンに強いのか? 彼らの身体に秘められている特徴などから、それを日本人に生かすということはできないだろうか? と。

私が注目していた選手は、30キロ過ぎたあたりから、少しずつ疲れが見え始めた。足の運びもかすかではあったが、少しずつ遅くなっているように感じた。そしてしだいに、先頭を走る選手とみるみるうちに距離が離れていくのだった。

そのまま彼を観察していると、あることが私の心の中に、ふっとよぎった。
彼は、見るからに冷静な判断ができる選手。しかし、この代表選考レースが近づくにつれて、少なからず、不安や緊張、そのほか諸々の、どちらかというとネガティブな感情を持っていた時間があったのではないか。
もし、そうであったとしたら、このように長いレースになってくると、後半になってその影響が出てきてもおかしくない。

これは、長年、意識と身体の関係を研究してきた私なりの捉え方ではあるが、「普段の意識の状態が本番のレースに影響を与えるであろう」と確実にそう思えるのだ。同じようなことは、駅伝やほかの長距離のレースを観戦したときにも感じていた。

参考までに、以下に私が研究してきた内容の一部を示す。

意識の使い方で、身体や動作にどのように影響が出るのか

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