写真が上手くなる方法
実はラブグラフで学ぶ前に、以前撮影してもらったプロカメラマンに写真が上手になる方法について相談したことがあります.
その時には、「たくさん写真を見て、なんでそんな写真が撮れるのかを自分で論理的に説明できるようにして、あとは撮りまくるしかないよ」と教えてもらいました。
が、当時の僕はその意味を上手く咀嚼することができずにいました。
そして、ラブグラフアカデミーに入って一番初めに学ぶことは、①見る②撮る③見せるのトライアングルを回し続けることでした。
つまり、アドバイスをくれたカメラマンさんも同じことを言っていて、①言語化②撮影のトライアンドエラーを繰り返すことが写真を上手くなるための方法だと伝えてくれていました。
そこで今回は①言語化について考えてみようと思います。
言語化とは
言語化について考えた時に、まずそもそもの意味を調べてみました。
まあ、読んで字の如くで、言葉で言い表せることができるようになることと言う意味でした。
それでは、『写真を言語化する』とはどういうことでしょうか?
僕なりの考えを書かせてもらうと、
①写真から伝わってくるイメージを説明できる
②写真がどのように撮られているのか説明できる
③自分が撮影する場合、どうやって撮影するか説明できる
この3段階があると思います。
写真から伝わってくるイメージを説明できる
人がなんらかの写真を見た時に、『良いなぁ』『写真うま!』『ゲストの表情良い!』『色味が綺麗!』などいろんな感想を持つと思います。
ですが、写真に溢れている現代では、良くも悪くも何か惹かれるものがないとその写真に対する感情って湧かないと思うんです。
なので、なんとなく良い写真だなって感じた写真の何に惹かれたのかを明確にすることが言語化の一歩だと考えます。
写真がどのように撮られているのか説明できる
次のステップで、その目に止まった写真はどのように撮影されているのかを考える必要があります。
僕はアカデミー時代に言語化を100枚はすることを目標に毎日コツコツ続けたのですが、その時に最低限必要な項目として下記の項目について言語化していました。
1.光:順光 サイド光 逆光
2.構図:日の丸構図 三分割構図 S字構図 対角線構図 放射構図 三角構図
3.主題:
4.副題:
5.レンズ:広角 標準 望遠
6.設定:f値 SS1/ ISO
7.カメラマンの姿勢:低い 普通 高い
8.アングル:ローアングル アイレベル ハイアングル
9.時間帯:朝 昼 夕方 夜
10.ディレクション
11.ポージング意図/受けるイメージ
12.注意すること
13.前後のカット
これらが正しいのか正しくないのかは別として、言語化していくことは、自分がいいなぁと感じた写真はどのようにして撮影されたのかを考える癖をつけることができるようになり、写真やカメラの設定への理解が深まったように思えます。
自分が撮影する時、どうやって撮影するか説明
これは上に記載した項目にも含まれていますが、自分が同じ写真を撮りたいと思って撮影する時、どうやってディレクションをするのか、太陽光などの光源がどこにくるようにするのか、どんなポージングをとってもらうのか、小道具(撮影機材含む)は何が必要なのかなどを考える段階です。
例えば、上の写真でこの画角で撮りたいと思ったときには超広角レンズが必要で、ハイポジションからハイアングルで撮影するために身長が足りなければ足台が必要・小物はブーケを持ってもらうなど、この写真を見て何を用意するべきなのかを言語化し、準備をすることで参考にしている写真に近づくことができます。
まとめ
今回は写真が上達するために必要なこととして、言語化についてまとめてみました。
デビューしてから、見る・撮る・見せるのサイクルを忘れてしまいがちになりますが、ベースの【見る】を大切にすることが一番写真が上達すると思います!!