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本当にあった怖い話⑨

高校の修学旅行で沖縄で体験した話

(首里城)


次にお話するのは

沖縄の修学旅行最終日に

首里城で体験した話です。

ガイドさんの説明を受けた後、正式な順路を辿り

私達修学旅行生は首里城の中に入りました。

中に入ってからは

友達と自由に首里城を見学出来たので

私は同じ班の友達と4人で

矢印のある方へ戦争の怖さや悲惨さを

展示物を見ながら話して進んでいました。

歩き始めて15分くらい経った頃

1回目の異変が私を襲いました…

ピーン…ピー…ピー…ピー…ピー!!

最初はピーンという小さな耳鳴りでした。

それが次第に

ピー…ピー…ピー…ピー!!

キーン!…キーン!…キーン!!!

という甲高い耳鳴りに変わりました。

次に私を襲ったのは

1日目のひめゆり平和祈念資料館で

体験した

あの…自分の周りだけ

時空が歪んだような感覚!

そして…最終的に

私を襲ったのは…

宿泊先の某ホテルで体験したのと

同じ声と無数の影でした!!!

あ…熱い…!

熱い…!

熱い!!

熱い!!!

喉が渇いた…!

お水が欲しい!!!!

痛い!!

体が焼ける!!

皮膚が溶ける!!!

その時…私の目にだけ映っていたのは

ゴー…ゴー…と燃え盛る炎で

助けを求めて…

もがき苦しむ人でした…。

今思うと波長が合ってしまった私に…

自分達の最期の姿

悲惨さを…魂となった今も…

必死に…伝えようとしていたのかもしれません…。

首里城を出てからは

このような現象は起こりませんでした。

きっと…私が今回この体験談を

書こうと思ったのも…

何か…理由があったのかもしれませんね…。

修学旅行で体験したお話は

次でラストになります。

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