本当にあった怖い話⑩
修学旅行の沖縄で体験した話
(ホテル編)
高校の修学旅行で行った沖縄で体験した話は
今回で最後です。
宿泊先の某ホテルに着いても
熱は下がらず…夕飯も少ししか
食べられずにいました。
本当なら戦争の体験談を聞く時間が
あったのですが
とてもじゃないけど
聞ける状態じゃなかったので
私は同じように熱がでた友達と2人で
部屋で待機してました。
就寝時間になり
夜0時を過ぎた時でした。
コンコン…(ノックする音)
私)あ…誰かドアをノックしてる…
先生が見回りに来たのかな?
… … … …
しかし5分待っても
入ってくる様子があるありません。
友達は寝ていたので
私はドアの近くに行き
小さい覗き穴から
廊下を見ましたが誰もいませんでした。
私もドアの前で待機して
しばらくして また
コンコン…コンコン…と
ノックがする音がしたので
覗き穴から見ていました。
そこで私は確信しました
…この世のモノではない誰かだと。
そう思った次の瞬間!!
コンコン… コンコン…コンコン…
またノックする音が聞こえました。
怖いしベッドに逃げたいのに
何を思ったか…私は言葉にしてしまいました…!
誰ですか?と…。
音に反応して思ったことを口に出したのが
間違いでした。
コンコン…コンコン!コンコン!!
コンコン!!!!
ドドドドドドンッ!!
どんどん音が大きくなり
何人もの人が叩いている感じがしたので
流石に怖さに耐えられなくなって
ベッドに潜り込みました…。
深夜1時を過ぎた時です
私は異常な喉の渇きで目が覚めました。
ホテルの寝室に備えられている水を
ゴクゴク飲みました!
時刻が深夜1時30分になった時
窓の外が赤くなっていたので
開けたらまずいと思いながらも
咄嗟にカーテンを開けてしまいました…
すると!
迷彩柄のヘルメットに
迷彩柄の上下の服
腰には銃を構えている
たくさんの兵隊さんの姿が見え
窓を叩いていました!
真っ赤に染まった川には
老若男女…様々な人が
熱い!! 苦しい!!!
喉が渇いた…!!
痛いよう!!!!
そう訴えながら
川の端から端まで…
もがいていました!!
そんな声が…光景が
私の目の前に広がっていました!!
あり得ないんです!
だって 某ホテルの前に
川なんてないんですから!!!
喉の渇きもピークに達し
備えられているお水を
全部飲み干しました!!
そんな体験をして
深夜3時になったとき
「私には何も出来ません!お帰りください!」と
祈ったのか
その後は心霊現象はなくなり
意識を失い
朝を迎えました…。
きっと私に…何か伝えたかったのでしょう。
戦争は怖い…そう思いました。