本当に医師国家試験は偏差値体温で受かるのか!?
今週末は115回医師国家試験です。受験する皆さんはきっと緊張する日々が続いていることでしょう。
ところで、『医師国家試験は偏差値体温あれば受かる』『低体温じゃなければセーフ』といった言葉を聞いたことはあるでしょうか?
体温ということは数字でいうと36~37くらいです。
えっ、偏差値30台で合格できるの!?
医学部受験時代の半分くらいの偏差値ですから、驚かないほうが無理があると思います。
この話は偏差値と医師国家試験の合格率について知ると話が見えてきます。
そもそも偏差値とは
偏差値とは、データの標準偏差(スケール)を一律10にし、平均50からどれだけ離れているかを示す指標である。(Wikideiaより)
つまり、ざっくり言うと『平均を50としたときにどれだけずれているか』というものが偏差値ということです。
次に、医師国家試験の合格率ですが大体90%です。つまり基本的には上位9割にいれば合格できます。
では、今回の話の根幹の『医師国家試験は偏差値体温あれば受かる』という話に移っていきましょう。
https://www.wolframalpha.com/ で偏差値と上位の割合を調べてみます。
(やり方はhttps://mathwords.net/hensatiより)
ちなみに偏差値50だとこんな感じ。ちょうど真ん中なので50%と出てますね。
では次に偏差値37と入れてみましょう
上位90%、ギリギリ合格圏内に入ってますね。
次は偏差値36を見てみましょう。
年によるって感じですかね…
最後に偏差値35を見てみましょう。
上位93%... さすがに厳しいですかね…
ということで、『医師国家試験は偏差値体温あれば受かる』という話は嘘ではないということがわかっていただけたでしょうか。
もちろん、医師国家試験は必修落ち、禁忌落ちといったこともあるので、偏差値が高いからといって必ず受かるわけではないけど…
偏差値36だろうが63だろうが、37だろうが73だろうが、合格点さえとれば同じ医師免許を手に入れることができます。
本番で何より大事なことは平常心でいることです。
例えば、普段は見直しをする習慣がないのに、本番だからといって見直しをし、直した結果間違えて落ちたり、選択肢を変に勘ぐったり、深読みしたりして間違えたり、禁忌を恐れて変な選択肢を選んだり…
115回医師国家試験まで残りわずかですが、皆さん落ち着いて、平常心で試験に臨んでくださいね!そして皆さんの合格を祈っております!!