研修1ヶ月目〜コロナ禍の研修医〜
お疲れ様です。ドイルです。1ヶ月垢消ししてましたが復活いたしました。今後とも応援よろしくお願いします。
さて、世間は新型コロナウイルスの話題で持ちきりです。毎日陽性者数、国や都道府県の方針、治療薬、e.t.c....
世界は新型コロナウイルスの恐怖に怯えていますが、そんな中で医師としての第1歩を踏み始めた人の日々を綴ろうと思います。個人の体験や感想でしかないので、全国の研修医が同じというわけではないですが、1例としてお読みください。
4/1 研修開始当日。待ちに待った(?)病院勤務だ。期待と不安を胸に初出勤した。本来なら数日間、新規入社の人みんなでオリエンテーションを行い、歓迎会が開かれる、はずだった。
オリエンテーションが無かった。コロナのせいだ。密になるという理由でオリエンテーションが中止になり、いきなり研修開始になった。
何の説明(労働条件、施設案内等)もないまま働く。これってどうなんだ…?そう思うのも束の間、指導医とご対面。優しそうな先生であった。
研修初日ということで、ただただ見学。そして定時解散。コロナのせいで入院患者も少なく、比較的落ち着いているという。
指導医が明日外勤だと言う。外勤というのは簡単に言えばアルバイトである。本院の給料が低い(かどうかは知らないが)ために上の先生たちは皆1日外の病院で働く日がある。
そのため、入社二日目にして一人で病棟を任された。なんてこったい。
4/2 二日目。初一人病棟。いや、やべぇな。まぁ、何も無かったんで平和だった。
そんな感じで研修が始まって行った。週に1回一人で病棟を見る日があるが、もう慣れた。
うちの病院は採血は看護師や技師さんがやってくれるため、自分がやることはない。手技面で心配はあるが、あと23ヶ月もあればなんとかなるだろう。というか、そもそも患者が少ないため何か処置をしないといけない人もいない…
職員たちはコロナ対策でてんてこまいだ。コロナ用病棟を作り、感染防御のレクチャーを行い、コロナ担当の先生たちは毎日会議をしている…
院長曰く、研修医の自分は直接コロナ患者を診察することはない、らしいが、当直や急患等で診る可能性は0ではない。そのために自分も常に防具が着れるように準備はしている。
1ヶ月経た感想だが、学生の時の実習(ポリクリ、クリクラ)のときよりやれることが増えたので、実習に比べればだいぶいいが、出来ないことは当然見学となる。また、仕事も始めたてなのでミスが多い。処方を間違って薬剤師さんから電話が来ることはしょっちゅうだ。
このコロナの流行はいつ終わるだろうか… GWは初任給を使って温泉にでも行こうと思っていたが、それが叶わず残念だ。
早い収束を願う…
みんな!Stay Home!