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マイクロ波子宮内膜アブレーション(MEA)体験記

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低侵襲で苦痛や身体への負担が少ない治療法・MEA(マイクロ波子宮内膜アブレーション)を受けた病院の初診からオペの終了~退院までの流れと私の感じたことをまとめています。子宮腺筋症や…
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2022年4月の記事一覧

MEA体験記④~ナースの優しさに癒された術前検査の診察時

診察時にはかならずナースが1人常にいてくれた 私がMEAのオペをしたクリニックでは、診察室にはドクターのほかに必ず1人、女性のナースが常にいてくれました。そして、先生との診察中や会話中に側にいて、心を和ませるような合いの手を入れてくれたりするのです。 私のように2人も子どもを産んでいると大抵の痛いこと、恥ずかしいことには耐性があります。でも、年齢的に若い方、産婦人科の受診経験の少ない方、出産経験のない方などは男性ドクターに2人きりで診察してもらうだけで緊張してしまう人もい

更年期の治療法には選択肢が増えていた~#思い込みが変わったこと

同じような症状で苦しんでいる女性の参考になれば・・・ 私は現在、アラフィフの女性です。 20代後半と30代前半で、子どもを2人授かりました。 43歳ごろから、健康診断で「子宮腫大」という、子宮の壁が厚くなる状態を指摘されましたが、更年期に伴うものとの説明で、生理痛や腹痛などのつらい症状がまったくなかったので、しばらくは経過観察でした。 しかし、45歳を過ぎるころから過多月経という、出血量が徐々に増える症状に見舞われ、48歳頃には日常生活がまともに送れない状況になってきま

MEA体験記③~術前検査と入院・オペの説明(診察3回目)

子宮筋腫もMEAで焼灼・縮小できた実績があるそう (前回からの続き) 「子宮筋腫があっても、MEAはできますか?」 「はい、大丈夫ですよ。今までの患者さんで、筋腫をアプリケーターで焼灼した結果、小さくなったという方がいます。」先生はそう言って、過去の患者さんのMRI画像を見せてくれました。 「筋腫が小さくなった方は、出血量も減っています。」「筋腫を串刺しにして、焼いてしまうという方法です。あなたの画像を見ると内膜の焼灼のついでにできそうですが、やってみますか?」 「はい、

MEA体験記②~初診からオペまでの流れと2回目の診察

初診からオペまでの流れ 私がMEAを受けた病院での、初診からオペまでの流れは以下のようになります。 1.初診(来院1回目) 〇問診  〇内診:診察台にのり、筋腫の有無やその状態、子宮のかたさや大きさを調べる診察 〇超音波:子宮や卵巣の大きさ、位置、子宮内膜の様子、子宮筋腫・卵巣のう腫の有無を調べる検査 〇MRI:磁気を用いた検査機器を使って断層撮影を行う検査。より詳細に筋腫の状態をチェック ☆婦人科医師と放射線科医師による適応の検討(1週間以内) 2.再診(来院2回目

MEA体験記①~初診・問診表提出・MRIを撮影

問診表は詳しく書くと話が早い 2019年 冬のある日。かかりつけ婦人科医のOKをいただいて、私はMEAを受けることになる医誠会病院レディースセンターの初診に行きました。 病院のHPからダウンロードした「問診表」に、自宅で今までの経緯をわかる限り詳しく書いて持参しました。病院に到着してから、待合室で書ける情報量は限られています。 いつから始まった症状なのか、健康診断のヘモグロビン値の数値の推移、かかりつけ医の診断の経過・・・書けるだけの情報を自宅で整理して、メモしていきま