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AIが歯科治療体験を変える。Medical Shiftの挑戦とこれから

こんにちは、Medical Shift 代表取締役の堀です。
アドベントカレンダー1日目を担当します。

本日は、私たちが2025年夏の実証実験に向けて開発を進めている「歯科レントゲン画像のAI説明システム」についてご紹介します(プレスリリース)。
そして、この新しい価値創造のフェーズで、一緒に挑戦してくれる仲間を募
集しています。

なぜ歯科領域なのか?

歯科領域はニッチながらも、医療の中でも非常に重要な分野の一つです。
少し古い調査ですが、2012年のプレジデント社の調査で「55歳以上の人が健康上で最も後悔していること第1位」「歯科医院への通院を怠ったこと」が挙げられています。
歯科治療は、人生の中でも特に重要な体験の一つと言えるでしょう。

その中でも近年、歯周病が糖尿病・心疾患・認知症といった全身疾患と密接に関連していることが明らかになってきました。
厚生労働省は「国民皆歯科健診」を目指し、2025年までを目処に歯科保健強化策を推進中です。まさに、歯科医療は全身の健康とOQL維持においても鍵となる存在であり、その重要性は今後さらに高まることが予想されます。

課題は「わかりにくさ」

しかし、歯科医療の現場には「わかりにくさ」という根本的な課題があります。初期の歯周病や虫歯は自覚しづらく、患者さんに予防や一部治療の大切さを実感してもらうのは容易ではありません。
加えて健診機会が増えるほど、限られた時間で効果的に説明し、納得してもらうことが求められます。

私たちのAIシステムは、X線画像をもとに患者さんが直感的かつ視覚的に理解できる情報を提示することで、この「わかりにくさ」を解消し、より効果的なコミュニケーションを生み出します。

AIが創る新しいコミュニケーション

このシステムは以下のような価値を提供します。

  • 予防歯科の促進:初期段階から歯周病リスクを見える化することで、患者さんが早期に行動を起こすきっかけを作ります。

  • コミュニケーション改善:患者さんはより明確な説明を受け、納得した上で治療・予防プランを選択できます。

  • 意識向上:歯科治療体験を「自分ごと化」することで、患者さん自身の口腔ケア意識を自然と高めていきます。

現在の進捗とこれから

開発はまだ道半ば、全体計画の約3割が完了した段階ですが、ここからがまさに面白いところです。
2025年夏の実証実験に向け、複数の歯科医療法人様と連携し、現場でのフィードバックを基に改善を重ねていきます。AIモデルの精度向上、UX改善、インターフェース最適化、運用ワークフロー整備など、やるべきことは山積み。だからこそ、「現場で役立つ」技術をじっくりと練り上げることができるフェーズです。

一緒に挑戦したい仲間を募集しています

Medical Shiftは「医療に関わる全ての人の幸せを増やす」をミッションに、歯科医療を起点とした新規事業をいくつも立ち上げています。そのなかで、特に以下のようなエンジニアの方を求めています。

  • 技術×ビジネスの接点で働きたい方:当社では、エンジニアがビジネスサイドと密接に連携し、プロダクトの企画段階から参画します。「どう作るか」にとどまらず「なぜ作るか」を理解し、価値あるサービスを世に届けたい方にピッタリです。

  • 成長途上の組織で裁量を持ちたい方:まだエンジニアは数名規模。だからこそ裁量が大きく、自ら組織・プロダクトを形作る楽しさがあります。一緒にスケールするチームを築いていきましょう。

エンジニア以外の全職種で採用中ですので、少しでも興味を持たれた方は気軽にご連絡ください。

最後に

医療分野においてテクノロジーは、まだまだ大きな可能性を秘めています。私たちはAIを軸に、歯科というニッチかつ重要な分野で新たな価値創造に挑戦中です。

もし、このビジョンやタイミングに心惹かれた方がいらっしゃれば、ぜひ採用情報ページをご覧ください。
このアドベントカレンダーを通じて、新たな仲間と出会えることを楽しみにしています!

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