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クリニック採用サイト制作の制作費用・重要コンテンツ・確認するべき事
※当記事は採用サイト専門制作会社であるメディカルリンクがクリニック経営者向けに「採用サイト」について詳細に解説している記事です。
クリニック採用サイトとは
クリニック採用サイトはクリニックホームページとは別サイトとして作る、求職者専用のホームページの事を指します。
クリニックホームページ内に作成する求人情報ページとは、目的・デザイン・求職者からの見え方など、大きく異なります。
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現在、医科クリニックでは
・採用費用の高騰
・直接応募の少なさ
・採用のミスマッチによる人事労務負担
・今後の採用の難しさ
などを理由に、採用対策として自院採用サイトが注目を浴びてきています。
歯科業界では一般的になっている採用サイトが医科業界でも普及しつつあります。
それでは、採用サイトによる直接応募が増える仕組みについて解説していきます。
最も重要な事は、現代の求職者の応募までの動きを理解する事です。
求職者の応募までの動き
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現代の求職者は基本的にスマートフォンで求人情報を検索します。
ハローワークに出向いたり、電話帳から直接電話を掛けるなどはもはや現代では見られず、手元のスマートフォンで情報収集する人がほとんどです。
求職者はまず、「ジョブメドレー」「Indeed」「求人ボックス」などの広域求人媒体で「クリニックが求人募集している事」を確認します。
その後、「実際にクリニックのホームページを訪れ、求人情報を確認」します。
ポイントは、求職者のほとんどは実際に医院HPの求人情報を確認する事です。
理由は、
・クリニック院長、営業時間、院内の雰囲気の確認
・掲載されている募集要項と相違はないかの確認
・Google口コミの確認
を行うためと考えられています。
求職者目線からすると、Indeedを見て文章だけで応募の判断をするより実際の詳細を手元のスマホでそのまま調べる事は、ある種当たり前の行動である事は直感的にも理解が可能です。
採用サイトは「興味を持ってクリニックHPを訪れた求職者に自院の魅力を伝え、そのままサイトから応募してもらうため」に制作・運用するものです。
制作のメリット
・採用コスト削減
→ 今後、人材紹介を使わなくて済む可能性
・直接応募数の増加
→ 今までホームページの情報がpoorな理由で離脱していた層からの応募
・ミスマッチによる離職率の改善
→ 求める人物像などクリニックの方針に沿った人材からの応募
・他院と差別化
→ 医科業界では単院で採用サイトを展開しているクリニックは少ない
・採用ブランディング
→ サイトは顕在層だけでなく潜在層にも見てもらうため、訴求を継続できる
制作デメリット
・制作リスク
→ 採用サイトの制作にどれほどの工数/手間がかかるか不明瞭
・コストリスク
→ 制作費用が高すぎて投資額を回収出来ない
・人口リスク
→ 労働人口の減少地域or人口が少ない地域は成果が出ない可能性も
5万人を切る市町村は人材流動性がかなり低い
・運用リスク
→ 制作後、運用フェーズでの伴走がないと採用サイトの意味がない
求職者に「この採用サイトは最新状況を反映していない」と思われたら終わり
※メディカルリンクは人口リスク以外をカバーしてサービスを提供しています。
採用サイトの効果
採用サイトの効果は単純な話、
・直接応募が増えることによる「コスト削減」
・直接応募が増えることによる「人材選定の自由度が増す」
・サイト経由の応募による「最低限のリテラシーがある担保」
・サイト経由の応募による「ミスマッチ人材の可能性が低い」
という項目に絞られてきます。
よって、制作する際の効果測定は上記を目安にする事がおすすめです。
しばし、「効果が出ていなくでもブランディングには繋がっている」という言い方もされますが、個人的には微妙かなと感じています。なぜなら、ブランディングをする目的は「魅力を感じてもらい自発的に応募して来てもらう事」であるからです。効果が出ていない=直接応募が来ない、のであればそれはブランディングが出来ていないことになります。
以下に、メディカルリンクで制作支援したクリニックの1例を紹介します。
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都内・小児科(保険診療)
2021年開業
2023年採用サイト公開
サイトURL:https://babychildclinic-recruit.com
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制作に必要な予算・確認すべき事
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制作費用
・相場は40万円〜100万円
・個人やフリーランスの場合はもっと低額で可能
・「採用ページ」ならengageやwevery!などで綺麗なページを作成可能
・100万円を超える見積もりであれば、相見積もり必須
運用面
・対応範囲の確認は必ず行う
・「迅速に、正しく」サイト更新をしてくれるかを確認
・サーバー保守やバックアップについても確認
クオリティ
・単純比較が難しい
綺麗でも効果出ないサイトもあれば、簡素でも効果の出るサイトがある
立地や診療科、開業年数や給料などの変数が多く、サイトの良し悪しは難しい
→メディカルリンクの採用サイトはパッケージ型であり他院で効果立証済み
・実際のページ数や既に制作されたサイトを自身の目視で確認しておく
医療機関への実績
・医療機関への導入実績を確認
・業界で使う言葉や当たり前の慣習への理解度が浅いと、制作の手間が増える
クリニック採用サイトの必要なコンテンツ
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クリニック採用サイトは当然、ただ制作すればいいものではありません。
求職者に刺さる(求められている)コンテンツがいくつかあります。予算や制作会社の良し悪しで大量のコンテンツを作れなくとも、今から紹介する4つのコンテンツは必ず掲載しましょう。
①クリニックについて
クリニックホームページは患者が閲覧する用のページですが、こちらは求職者が閲覧する用のページとなります。
「職場としてのクリニック」を言葉で伝える事で求職者に安心感を与える目的のページです。
参考ページ:https://medical-link.co.jp/demosite01/about/
②数字で見るクリニック
「スタッフ数」「スタッフ平均年齢」「年間休日」「平均残業時間」など、働く上で気になる定量的な情報を可視化する事で、求職者に職場の具体的なイメージをもってもらいます。
「分からない所には応募は控えることが無難」という障壁を取り除くためのページです。
参考ページ:https://medical-link.co.jp/demosite01/data/
③スタッフインタビュー
実際に働いてる職員の声の掲載する事は、極論、その声がどのような内容であっても効果的です。多くのスタッフは女性であり、求職者も女性であるため、このようなコンテンツは何事にも代え難い価値があります。
「ちゃんと人の顔が見える」安心感を与え、応募の心理的ハードルを下げるためのページです。
参考ページ:https://medical-link.co.jp/demosite01/interview/03/
④求める人物像
クリニックの実情と照らし合わせ、どういった人物を求めているかを伝えます。道徳的で誠実な文言が並びそうなイメージがありますが、「自ら率先して動ける人」と「周りと協調できる人」であれば、若干ペルソナが異なって来ます。
クリニック内部の雰囲気を伝える事で近い価値観の人からの応募を推進するためのページです。
参考ページ:https://medical-link.co.jp/demosite01/personality/
一般的な会社の制作過程
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こちらは多くの制作会社の制作過程を図にしたものになります。
メディカルリンクも大枠としてはこの流れに沿っています。
「サイトの制作工程はどんな感じですか?」と質問し、上記図よりかけ離れている場合には制作会社の質を問う必要があり、注意しましょう。
メディカルリンクの制作過程
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メディカルリンクの制作過程の特徴
・採用サイトパッケージを用いての制作
・ドメイン/サーバー管理は全てメディカルリンクで負担
・Google Analytics導入によるサイト分析・改善
・ヒアリングは1回のみ
・フルライティングプラン/写真撮影などオプションが豊富
採用サイトは制作後が本番
サイトを公開した後、継続的に運用することで、ユーザー(求職者)の応募率を上げる改善を施すことが重要です。
なぜなら、応募率の違いは採用活動の成果に大きな影響を与えるからです。
例えば、
・50人に1人が応募する採用サイト
・100人に1人しか応募しない採用サイト
では、同じアクセス数でも応募獲得人数で2倍の差が生じます。
つまり、サイトからの応募率を高めることは採用効率を大幅に改善することに直結するのです。
制作してサヨナラではなく、運用面でこそしっかり支援してくれる会社を選ぶことが重要です。
最もコストパフォーマンスのいい運用方法
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採用サイト運用で確立している王道の方法を紹介します。
・「認知」は求人媒体、「応募」は採用サイトから。
→ 採用サイトは「流入数×応募率」で効果が決まります。応募率は採用サイトで担保されていますが、流入数は採用サイトが存在しているだけでは稼げません。そこで、大手の無料求人媒体への露出を増やす事で採用サイトへの流入数を増やす事が最も効果的です。
・採用サイト経由からの採用で入職お祝い金設定
→ 人材紹介会社へ支払うよりぐっと安く採用することが可能となります。「※人材紹介社を通じて面接した場合には支払われません。」の文言も添えましょう。
・クリニックHPに採用サイトへの流入を促すバナー画像を設置
→ 興味を持った求職者を確実に採用サイトへ流入させる意図で設置します。画像1枚で採用サイトへの流入を増やせるのであれば、これほどコスパの良い施策はありません。
制作後に確認するべきチェックリスト
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採用サイトが完成した後は何を確認すべきかをまとめたものになります。
各項目とも、高精度の採用サイト運用に欠かせない項目となっています。
ぜひ、採用サイトを制作する際の参考にしてください。
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採用サイト制作を検討されている先生は、ぜひ一度メディカルリンクのご相談ください。無料相談を承っています!
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