フリーランス医師の年収は?常勤医師との違いやメリット・デメリットについて徹底解説
これまでに培われた経験や技術を活かし、フリーランスとして活躍する医師が近年増えてきています。長時間の拘束・労働が課題とされている医師にとって、注目の新しい選択肢です。
この記事では、フリーランス医師と常勤医師との違いは何か、フリーランス医師として働くメリットやデメリットは何か、年収はどのくらいなのかなど、気になる点について解説していきます。
フリーランス医師として活躍したいと考えている方は、ぜひこの記事を参考にしてみてくださいね。
フリーランス医師とは?
医師といえば開業医か勤務医として働く人がほとんどです。
しかし、フリーランス医師は特定の医療機関に所属せず、複数の医療機関と契約して非常勤で働く医師のことを指します。
フリーランス医師は、医師免許と医療技術・専門性を生かして仕事の内容や時間を選ぶことができます。しかし、自らが個人事業主になるので社会保険や確定申告も自分で行う必要があります。
フリーランス医師と常勤医師の違い
フリーランス医師と常勤医師の大きな違いは、前述したように、雇用形態です。
常勤医師は、特定の病院と雇用契約を結び、一般的には週4日以上勤務します。その中で当直があったり、緊急事態に備えたオンコール待機があったりもします。
対してフリーランス医師は、複数の病院とのアルバイト契約を結びます。勤務のスケジュールは契約によって比較的自由に決めることができ、希望すれば当直やオンコールなしで働くことも可能です。
このように、フリーランス医師と常勤医師では働き方に違いが出てきます。
フリーランス医師と常勤医師の年収比較
ここで、フリーランス医師として働いたときと、常勤医師として働いたときの年収を比較してみましょう。
厚生労働省「令和3年賃金構造基本統計調査」によると、令和3年の常勤医師の平均年収は、1,378.3万円となっています。
対してフリーランス医師の年収は、時給1万円で1日8時間、週5日働いた場合、1,920万円となりました。
常勤医師とほぼ同じ勤務スケジュールで働いた場合、フリーランス医師の方が約550万円ほど年収が高くなることがわかります。
ただし、ここから学会の費用や交通費、保険料や税金が差し引かれることを考えると、手取りはもう少し減ります。
フリーランス医師として働くメリット
フリーランス医師として働くメリットとして挙げられるのは、
・症例数・手術数を経験できる環境でスキルアップを目指せる
・子育てや介護などで家庭を優先出来る
・さまざまな勤務先を経験出来るため、人脈を広げられる
・組織への責任や人間関係のトラブルから解放される
といった点です。
フリーランス医師として働くデメリット
フリーランス医師として働くのは、メリットばかりではなくデメリットもあることを理解しておく必要があります。
考えられるデメリットとしては、
・雇用・収入が安定しない
・環境変化に適応しないといけない
・専門医の資格が取りづらい
・会計管理や確定申告等、医療業務以外も行わなければいけない
などがあります。
まとめ・フリーランス医師として活躍するには?
では実際に、フリーランス医師として活躍するにはどうすればいいのでしょうか?
フリーランス医師として働くために求められるのは、「目に見えるスキル」です。わかりやすいところでいうと、専門医の資格を持っているとフリーランス医師として有利になります。
専門医の資格は、医師であればほとんどの人が取得を目指します。取得していないことに正当な理由がない場合、あまり良い印象を与えないことが多いでしょう。
こちらの記事では、フリーランス医師についてより詳しく解説しています。
フリーランス医師を目指している方はぜひご覧ください。
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