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校了、こわい。

チェーンナー (CHAINER/クサリみたいにつなぐひと)さんから企画のバトンをいただきました。
うわー!はじめてバトンがきました!

「心に残るあのエピソード」というテーマなので、企業のなかの人としての記事を書くときに決めているマイルール(こちら)からすると難しいかも!と思ったのですが、これまで何度もうちの企画を応援して盛り上げてくれたチェーンナーさんのバトン…できれば受けたい…!


というわけで、書いてみます!

本の制作に関しては別の担当者がいまして、私は意見出し、校正などを協力し合うことはあるのですが、普段はあくまで補助的な立ち位置です。
ただ一つ、年に一回だけ制作を担当しているものがあって、広く書店さんで販売されるものではないんですが、有料で商品として扱われるものです。
はじめて担当をしたとき、いろいろと教わりながら仕事は粛々と進みました。初校、再校と確認も進んでいき、最後の最後、これで完成となると「校了」とするのですが…。

え、これでもう世の中で販売されるものが出来ちゃうの。

それまでも一生懸命作成していましたし、確認も念入りにしたつもりですが、もうここで終わり、とすることにぶるっとしました。
もう一度総ざらいをしたくなりましたが、校了がこれ以上遅れると印刷製本に支障がでてしまいます。それに何度確認してもそれで絶対大丈夫という自信が持てるのかわからない、ような気も。

間違っていたら影響が大きそうなところだけもう一度チェックして、ここまでだ!と腹をくくって校了としました。

校了、こわい!
世の中の編集さんはみんなこんな気持ちを乗り越えて本を出していたのか…。はじめだけかな?慣れかな?と思いましたが、毎回それなりにぶるっとするので、なくはならないかも。慣れはするかもしれないけれど。
多分もっと時間に余裕のない校了はたくさんあるだろうし、部数が大きければ大きいほどプレッシャーは増えそう。そんなときはどんな気分なんだろ…。

何回チェックしても誤植がみつかるとかの話は出版あるあるですが、もうそのネタの面白さはコメディというよりはホラーかサスペンスだな!と思うようになりました。本づくりに携わる人への尊敬が高まりました!

というわけで、ものづくりの緊張をちょっぴり味わったエピソードでした。
ささやかなエピソードですが…大丈夫でしょうか。

回す相手は選びかねたので、チェーンナーさんに戻させてください!
よろしくお願いいたします~~!



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