書店実務手帳2023年版、発売!新旧トモエリバー比べてみました。
今年も『書店実務手帳』が発売になりました!
『書店実務手帳』は書店員さんが現場でポケットにいれて、日常的に必要な情報を確認できることを想定している手帳です。
書店員ではないけど気になる…という場合も、どなたでも購入は可能です。購入方法はこの記事の最後の方に載せます。
『書店実務手帳』の一番の特徴は「業務必携」。
バイトさんや新入社員さんが基礎的な出版流通の知識を確認したり、出版社の連絡先をぱっと調べたり、店長さんが各種スケジュールを参考に業務計画を考えたりしていただけるような内容にしています。
主な内容は下記になります。
実際には書店員さんだけでなく出版社さんや運送会社さんなど、出版業界の方に広くご利用いただいています。
手帳としての仕様は
です。
太字で強調した「トモエリバー」、手帳好き紙好きはよく知っている名前だと思います。薄くて丈夫でファンの多い紙で、ほぼ日手帳など有名な手帳ブランドでも採用されているものです。
この「トモエリバー」、2021年に巴川製紙所での製造・販売が終了となりました。けれど無くなってしまったわけではなく、三善製紙という企業に譲渡され、今も製造されています。
一時は違う用紙を探さなければいけないのかと思いましたが、今回も無事「トモエリバー」の書店実務手帳を発売することができました!三善製紙さん、引き継いでくださりありがとうございます…!
紙を決めるときに新旧を並べて比較してみましたが、ほんの少しだけ新しいほうが滑らかな触り心地な気がしました。でも気がしました、というくらいのわずかな違い。
ただ、同じ名前なだけで、会社が変わったら質が変わってしまったりしてるんじゃ…と思われる方もいますよね。私も実際に見るまでちょっと不安でした。
なので、昨年の手帳で書き比べてみました!
試してみたのは手元にあった私が愛用しているペンから、手帳に使いそうな3種をピックアップ。(ぼろくてすみません…愛用しているゆえ…。)
左から
ボールペン(ジェットストリーム)
サインペン(プラマン)
万年筆(カクノ)
上からボールペン、サインペン、万年筆、です。
どちらもサインペンと万年筆、にじみません。
裏側を見てみると…。
どちらも裏抜けなし。ボールペンで書いたところは触ると僅かに文字の凹みができていますが、ペンが引っかかるほどでもないです。相変わらず薄くて丈夫なトモエリバーでした。
実際に書いてみたときの違いはほとんどありませんでした!
制作にあたり強いて違いを感じた点を言えば、2022年版より印刷のインクがちょっと鮮やかに乗ったような気がしています。紙が滑らかだから?カレンダ―の赤とか、ちょっと華やかになったような気が。
そんなわけで、新しいトモエリバーもこれまでと変わらず快適にお使いいただけると思います!
では、『書店実務手帳』は、どうすれば入手できるのか?ですが
通販ページはこちらです。
送料をご負担、銀行振込での代金前払いとなります。ちょっと面倒で申し訳ないのですが、あまり広く一般の方に販売しているものではないのでお許しください。
ちなみに、メディアパルで発売している出版業界の方向けのものとして『よくわかる出版流通のしくみ』は、来年2023年3月に新版が発売予定です(隔年発行)。
現在の最新版は2021-2022年版なので、お急ぎの方はこちらから購入方法をご確認ください。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?