10月1日(火)メディア日記
政治資金規正法違反で在宅起訴された安倍派の松本事務局長に対し、東京地裁は30日、禁固3年執行猶予5年の有罪判決を言い渡した。1日の新聞見出しは「裏金の経緯解明せずに幕」「事務方だけが裁かれた」「本質は解明されず」「幹部議員の名前は明らかにせず」。松本淳一郎被告はこれまでの公判で、「虚偽記載を止めた方がいいと安倍派幹部に何度も進言した」と証言したが、最後の最後まで派閥幹部の名前は明らかにしなかった。
いつもお騒がせの名古屋市の河村たかし市長が1日、次期総選挙に愛知1区から出馬することがわかった。関係者があきらかにしたと一斉にメディアが報じた。作家百田尚樹らが立ち上げ、自身も共同代表を務める政治団体「日本保守党」の公認候補となる。
1日のBS-TBS「報道1930」は、今後、大問題になりそうな裏金議員の公認問題がテーマにあがった。田崎史郎は「自民党はすでに不記載議員の処分を決めており、再度の処分は難しい」、共同通信の久江雅彦は「線引きをして処分するには時間が無さすぎる」、山口二郎は「 時間がないので、有権者の判断に委ねるしかない」などの意見。結局、裏金議員の公認問題は不問になるだろうということだった。後ろ向きの議論ばかりでがっかり。ここまで議論するならスタジオに「裏金議員一覧」のフリップでも見せて視聴者に裏金議員を再認識させてほしかった。
産経新聞社は1日、同社が発行する「夕刊フジ」を、2025年1月31日発行(2月1日付)をもって休刊すると発表した。「夕刊フジ」は、1969年2月にタブロイドサイズの夕刊紙として創刊された。夕刊フジの公式サイト「zakzak」も同日で更新を休止する予定。