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開催趣旨 - メディフェスせんだい2023

 第18回市民メディア全国交流集会<メディフェスせんだい2023>
~ 伝わらない・伝える・伝わる! ~

「市民メディア全国交流集会」(愛称は「メディフェス」)は、2004年名古屋で第1回が開催されて以来、ほぼ20年が経過しました。この間、ケーブルテレビやコミュニティ放送を中心に表現・発信されていた初期の市民制作番組は、インターネットやスマートフォン、Youtube、facebook、twitterなどが登場し、市民一人ひとりがより手軽に表現・配信することができるようになりました。またコロナ禍ゆえに開催できなかったほぼ3年の間に、オンライン・リモートを活用した対面交流など新たなコミュニケーション方式も盛んになりました。このように市民を取り巻くメディア環境は大きく変化・変容し、見方を変えればより豊かになりました。

 でも、ちょっと考えてみて下さい。使えるメディアの種類が増え、より簡便になってなったとしても、私たちはそれを使いこなしているのでしょうか。人の暮らしを、地域・社会をより豊かにするために、それはうまく使われているのでしょうか。生活の貧困、人権侵害、環境・エネルギー問題など、日々の苦しみ・苦悩などを訴える声は、マスメディア報道から途絶えることはありません。しかし、その切実な思いはどれほどの人に伝わり、共有されているのでしょうか。

 それは市民メディアにとっての課題でもあります。私たちは手軽にメディアを使うことができる時代にありながら、人の生活や心を豊かにするためにうまく使いこなしているでしょうか。

 「第18回市民メディア全国交流集会<メディフェスせんだい2023>」の開催地となる仙台、そして宮城県、東北地方は、2011年3月11日、「東日本大震災」という未曾有の自然災害を体験しました。それから12年が過ぎようとしています。メディフェスの開催時には13年目に入ることになります。その間少しずつ復興のために懸命の努力がなされていますが、依然として当時の悲しみや苦しみから逃れることができない人が数多くいます。かつての生活を取り戻すことができず、かつての住まいに戻ることができない人がまだ多く残されています。彼らの声は、果たしてどれだけの人に伝わり、共有されているのでしょうか。 

 「メディフェスせんだい2023」は、その疑問からスタートします。思いが伝わらない。では、どのように伝えればいいのか、どうすれば伝わるのか。本集会では、全国各地で活動する市民メディアが一堂に会し、その課題を前にして何ができるのか、またしなければならないのかを探るとともに、市民メディアの展望を切り開くことができるよう努めます。

メディフェスせんだい2023 実行委員会
代表世話人 関本英太郎

「メディフェスせんだい2023」のご案内(開催概要)

プログラム詳細

 基調講演

参加お申込み・問い合わせ

メディフェスせんだい2023 Peatix

メディフェスせんだい2023実行委員会事務局(漆田・佐々木)
メール:mediafes@mediage.org

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