2.27 長浜市長選挙 浅見のぶよし氏 インタビュー書き起こし

滋賀県長浜市を拠点に活動している市民メディア「湖北の未来を考える会」です。 2022年2月27日、長浜市長選挙の投開票が行われます。
これをきっかけに、未来の子どもや孫のために今大人ができることを考えてみませんか?
Your vote is your voice!あなたの一票はあなたの声! 一緒に住みよい街を作っていきましょう٩(ˊωˋ*)و

自己紹介

浅見宜義(あさみ のぶよし)と申します。昭和34年(1959年)6月、滋賀県長浜市湖北町山本というところで郵便局の次男坊として生まれました。
その後、地元の小中高と進み、東京の大学に進んで司法試験を受けて裁判官をしていました。
裁判官は​​33年と6か月しまして、長い間法律の仕事に携わっていました。
そうした私ですが、今回長浜市長選挙に挑戦して、私はこの長浜が大好きなのですが、そのために改革しようと考えてこちらに戻ってまいりました。

 私自身は、自己紹介で趣味としては、歴史が好きだったり高校野球が好きだったりするのですけれど、もう一つ好きなものがありまして、それは子育てが大好きでした。3人の子どもを育てたのですが、妻と3人を育てました。私は人生の中でこの3人を育てたのが、非常に自分にとっては何というか人生の糧になったと。人生の広がりも大きくなったなと考えて、妻と3人を育てたことがとても楽しい思い出、辛い思い出もありますが楽しい思い出でした。それがまあ自分の今度政策にも活かそうかなというふうに思っています。

市政改革

現在の市政の評価ですが、私自身は現在の市政は一定は評価しています。しかし非常に歪みがあったり、それからもう1つ大事な、これが一番訴えたいことですが、足りないところがあると言う評価をしています。その足りないところはどこかと言いますと、「長浜市の未来図」が描けてないという風に思います。その「長浜市の未来図」は、やはりその個別の改善とか改革そういうものだけじゃなくて、もっと長浜市を全体的に10年後20年後こうするという未来図が必要で、そのことをきちんと市民に訴えてそれを政策に活かすと。それが一番足りないことだと思います。

それで、私はなぜこの未来図の話をするかというと、長浜市は人口減少が滋賀県で一番大きい町です。平成22年に長浜市が合併で大きくなりました。地方都市としては重要な10万都市を達成して12万5千人になりました。みんなが喜んでいたんですが、それが12年たったら11万5千人。約1万人の人が減ってしまいます。そして放っておくと、10年15年の先には10万人を切ると言われています。この対策をきちんと取るための未来図を示すというのが私は一番欠けていることだと思います。それでこれに取り組みたいと思っています。

人口減少対策に取り組む・未来図を描くという点では、まず大事なのは将来の未来図です。未来図については、私は「県北の都」を謳っています。この長浜の人は、「南高北低」。つまり南が高くて北が低いというような言い方をされます。私は、それは間違っていると思います。北は北で発展できると、その要素がたくさんあると思っているのです。それを訴えて、今回の長浜市長選挙に立候補したいと考えたわけです。長浜まで使える、つまり他で無いような要素というのはたくさんありまして、だから「県北の都」にできるのですが、長浜にはたくさんの要素としては、まず製造業を始めとした産業の力があります。

2番目に、農業を中心とした非常に自然を生かした農業・農林業のそういう力があります。
それから大学が2つもありまして、教育力も備わっています。特にバイオ大学がありまして、先端産業の力を持つ学力、それを育てることがここでは出来ます。
4番目に、長浜には実は観光業がものすごく盛んです。年間に200~300万人と言われる人を引き付ける資源があります。 
さらに長浜には高速道路が通っていて、ここには3つのインターチェンジがあります。今、4つ目が計画されています。それで、京阪神と中京圏とそれから北陸、これの結節点つまり結びつく点にありまして、地理的条件もものすごくいいです。これを5つ目の資源。
それで最後に、もう1つ大きな資源としては、これは長浜の人たちっていうのは物凄く住民力があるのです。市民パワーみたいなものがあります。 
こうした6つの資源を私は特に言っておりますが、こうしたものを活かせば、長浜は絶対に「県北の都」にできる。そのために生き生きとした街ができる。それを未来図として描いています。そのために「長浜の大改革」をする。というのが、これは長浜の現在の市政の評価に対する私のある意味で回答になるわけです。

「長浜大改革」の内容として、大きく提案を3つしています。 
1つ目は、市政の大改革。市政自体を変える。
2つ目は、日本一暮らしやすい街を作るいう点。生活面が特に中心ですけれどね。
3つ目は、やはり産業面で提案としては、大発展する街長浜。
この3つを言っています。その3つのうちの1つ目。長浜の市政改革として、いくつかお話ししたいと思います。

現在の市政の評価と繋がりますが、1つ目は長浜の税金の使い方。「箱物行政」と言われているものですね。これは全部悪いとは言わないのです。だけれど行きすぎている面があるのではないかと思いますので、そうではなくてもっと発展する産業にお金を使うというところを非常に強調したいと思います。
発展する産業というのは、先ほども述べましたけれど、ここの地理的条件を活かせば物流の中心になる。そういう可能性がありますので、ここにそういう「物流のセンター」というのを作って、長浜に人と物が集まるようにしたいと思います。
それから大都市のように大きな経済圏を考えて、小さな11万5千人の長浜の商売の圏域ではなくて、隣の高島市とか福井嶺南(れいなん)地方、それから岐阜の西美濃地区、それから米原・彦根とこういう大きな経済圏を考えて、それは人口が50万とか60万とか大きな都市圏になると思います。こういう都市圏で長浜の経済圏を考えて、ここの中心になるということが大事だと産業面では持っています。そういう改革をしたい。お金の使い方と。

それから長浜の全体を改革するために、その「長浜改革会議」というのを作りたいと考えています。これは市民とか、そういう経済界の人。それから教育者とかいろんな外の人も含めて、英知を集めて「長浜の大改革」をするための立案と実施をしていくと。もちろん実施するためには、市議会の了解も得なければいけませんので、長浜全体の力を集めて改革会議で長浜の改革のプランを立てるということです。これは非常に大事なことで、是非実施したいと思っています。

その他のいろいろ政治の改革があります。長浜は女性とか若者がもっと活躍できる社会にするための政治の仕組みづくり。市会議員さんも、女性とか若者はなかなか進出できていませんので、地方の長浜の社会の中で、企業とかそれから地域社会とか、そういう所でも女性とか若者の意見がもっと反映するような仕組みづくりをしたいと考えています。
そのためにいろいろ策として、「支軸」という「政治軸」というのも考えています。これが長浜の政治の大改革で、市政改革として取り組みたいことで、その他にもいろいろありますが、それはまたリーフレットとかを見ていただければ幸いです。

重視したい分野「医療」

医療は、私は非常に重視している課題です。
1つは、当然今の時代ですから、コロナに取り組むということが大事です。コロナの予防の他に、既になってしまって自宅で待機されている方に対するケアの態勢を整えたいと考えています。
そして、重要なのは長浜の病院の再編問題です。長浜に大きな病院が3つもあります。日赤病院、長浜市立病院、それから湖北病院というのがあります。
この3つが、長浜の人口11万5千人という中ではなかなか維持が難しくなっています。赤字が非常に多い病院もあります。この3つを廃止とかではなくて、きちんとして維持するためにはどうしたらいいか?ということで、私は3つの病院が再編されることが必要だと考えています。
再編というと廃止みたいなことでイメージを捉えられる人がいるのですが、そうではなくて今ある病院をきちんと維持して、この病院がそれぞれに役割分担をして、病院が全部生き残れるようにしたいと思います。

1つはですね、長浜の病院は診療科がたくさんあります。市立病院でも、いろんな内科・外科とかたくさんあるのですが、実はもう3つも機能停止になっています。1つは産婦人科、小児科、泌尿器科。この3つが機能停止になっています。一部は行われていますけれど、実際では難しいと。それから日赤病院の方は、眼科が停止になっています。こうした状態は、決して例えば救急医療の面から見れば、救急医療をした後にどこの科に行くかという時に、実際にはかかるところがないというような事態を生んでいて、とても問題です。

プラス一番心配なのは、2024年問題というのがありまして、再来年2024年にお医者さんの「働き方改革」というのが行われます。今正直言うと、36時間継続して働くお医者さんもいるほど医師の労働は過酷です。一生懸命やっていただいています。これは人間らしい生活をという趣旨もあると当然あると思いますが、28時間の連続勤務になります。そうすると医者が働ける時間は短くなるので、医師不足になるのは当然なんです。長浜は11万5千人の街にたくさんの病院、つまり3つの病院があって非常に医師が多い訳ですね。それが減らされてしまうということになると、各病院が医師不足になります。今以上に診療科が減ってしまうということになると、病院全体の機能としてはとても落ちてしまう訳です。下手をすると病院自体が立ち行かなくなる。つまり収益も悪くなりますので、診療がなくなると。そういう事態になります。

私はそういうのを解決するために、この3つの病院がきちんと機能を分担して、それぞれがきちんと成り立つようにすると。お互いに、今だと内科・外科が並立していますので、そういうのをきちっと1つにまとめて役割分担を3つの病院がして、3つともにきちんと再編した後生き残れるように。そこで働く人たちも雇用等が不安にならないようにそういうことを考えています。これが医療改革、病院の再編の問題です。先ほど言いましたけれど、誤解されるところありますけれど、どこか廃止するというのではなくて長浜の医療がより充実して、医師不足にも対応できるような、そんな体制にするというのが病院の再編の問題で、ぜひこれに取り組みたいと考えています。

さらに医療の問題として大事なのは、「周産期医療」。つまり子どもが産める体制のそういう医療の問題です。長浜は残念ながら、今医療として産婦人科が生きているのが2つしかありません。今、日赤病院とそれからもう1つ民間の医院が取り組んでいる。とても忙しい。これが長浜で対応できないと彦根までいかなければいけません。この体制を変えなければ長浜で安心して産めないということになります。先ほど言いましたけれど、長浜市立病院の方は産婦人科が止まっていますが、これは産婦人科医師が引き上げてしまったからですね。ここにさらに産婦人科のお医者さんが来てもらって、それから日赤病院の方と一応協力して行うということで、どういう再編するかまたいろいろ話し合わしなければいけないんですけれど。私はきちんと再編問題が解決できれば、より多くのお医者さん・産婦人科医に来てもらえると思っています。ですから、周産期医療は大事です。それから民間でも、これはなかなか難しいのですが、あの周産期医療つまり産婦人科医を招くというのは大事です。

産婦人科医はとても今少ないのが状況で、なぜかと言うと私の前にやっていた法律の世界で責任を問われることが実はとても多いです。医療というのは非常にリスクを伴う、そういうお仕事です。周産期の場合には、元々がリスクのあるお母さんっていうのはおられますから、それがお医者さんの責任で子どもさんに例えば不幸なことが起きたか、それから客観的にも既にある要因でなったのか分かんないことが結構あるんです。その時に、ある程度診察が間違っていたり、産む時の主義が間違っていたり、あと手術が間違っていたりということだと、お医者さんの過失が推定されて責任を負わされることはないわけではありません。産婦人科医っていうのはそのリスクがものすごく高いのです、実は。だからこそ産婦人科医の先生を安心させるために、やはりホームリスクは市の方がある程度受け入れると、保険の負担とかですね。それから法律的なアドバイス。こういうものを市の方が担当していくということは、とても大事だと思っているんです。日本のお医者さんの中で産婦人科医になりたい人が非常に今少なくなっています。その産婦人科をこちらに招くためには、市の方でやはり産婦人科へのリスクの軽減とホームリスクの軽減というのを私はしたいと考えています。これが産婦人科医を招くための対策です。

さらに医療の問題として、「湖北病院」というのがあります。伊香病院と言われたもので、これは過疎地、余呉町とか木之本町、それからさらに西浅井町。特に西浅井町と余呉町の医療を支えている大事な機関です。こういうところが今赤字だとか、人が減っているということで、廃止だというご不安があるようですが、私は絶対これは廃止するつもりはありませんし、ここが永続的に持続的にするための経営基盤の確立と建物等を含めた永続的な維持できる体制を考えています。これは湖北病院の維持・充実ということです。これもぜひ取り組みたいと思っています。

 さらに医療として大事なのは、ICT技術をとても使おうというのが大事です。長浜は過疎地を抱えていてとても広いです。よく言われるように琵琶湖よりも広いのが長浜市ですから、これの医療を人が移動する医療だけではとても間に合いません。特に過疎地では慢性期の医療、特に急性期はもう連れてくるしかないですけれど、慢性期の医療であれば来なくても、例えばICTを使って診察をするということも十分可能です。皆さん、今ズーム会議とか非常に対応されていると思いますけれど、ああいうのを使えば実際に来なくても医療を受けられることができます。そういう体制を整えたいと思います。そのためには、機械とかその設備の整備も大事なのですが、人員的にも補充が必要で、おじいちゃんおばあちゃんの中にICTを使えない人も多いですから、そういうのを補充する、援助するような体制もICTの活用では重要だと思います。医療は非常にやること多いのですが、医療自体が「行かなきゃいけない」という体制も残さなければいけないので、タクシー等では今「デマンドタクシー」という制度がここにはあるのですけれど、それの利用方法をもっと拡充して病院とか診療所にデマンドタクシーをもっと使える体制を作りたいと思います。

さらに最後になりましたけれど、長浜で医療としては医療機関がたくさんある中で、医療機関同士のネットワーク。これは今、県がカルテ等の共に見られる体制を作っておりまして、ある程度共有してきたのですが、長浜市独自でカルテ等の共有をもっと広い範囲でできればと思います。なかなかこれはいろいろな人の相談が必要なのですが、実は医療の問題っていうのはお医者さんの世界で終わる訳じゃなくて、その後の将来まで考えれば、福祉面の、つまり介護とか福祉にお医者さんがどういう風に見立てがあったのかというのも大事ですから、そういう情報共有できるような体制を広く長浜でも作れないかと思います。いろいろなことをやるのが医療の改革で、住みやすい街を作るために必要と考えています。

重視したい分野「教育・子育て支援」

教育・子育て支援も、日本一住みやすい町を実現するために大事なところです。いくつか柱があるんですけれど、1つは、「未来子ども局」というの新設置したいと思います。 今までいろんな子どものための政策は、教育委員会とか福祉の部門とかいろいろ分かれていたと思うんですが、そういう人もできるだけ統一的な政策を取ると。しかも、生まれる前から20歳ぐらいまで、統一的な援助が親子、特に母子の方にできるというために「未来子ども局」というのを設置します。国でも、「子ども家庭庁」というのを作って取り組もうとしていますので、やはりぜひ長浜でも「未来子ども局」というのを設置して一貫した子育て政策を実現したいと思います。子育て政策でいろいろ、先ほどの人口減少にとっても非常にあの直結しているところであります。中身としては、たくさんのことがあります。まず子どもを育てるためには、保育園の体制が整っていなければなりません。

保育園については、保育待機児童をゼロにするというのもあります。これについては、実現できているかどうかというのを検証して、「実現できてない」という声もあるので、それは実現できるような対策を取りたいと思います。更に、待機児童でないとしても、2人のお子さん3人のお子さんが別々の保育園に指定されるという事態も生まれています。別々の保育園も、都会をイメージするとそんなに遠くないと思うんですが、ここ長浜のように琵琶湖よりも大きな面積のところで、隣町の保育園を指定されると、ほぼ親御さんの昼の労働っていうのは難しくなってくると思います。それが1つならともかく、2つも3つも向こうのところを指定されても、なかなか難しいという声を聞きます。ですから、同一通園保証、保育園を保証するというのが大事な政策です。それが常じゃないけれど、やはりパートで働きたいという親御さんも多いので、働きやすい環境を作るためには一時保育の機会も増やしたいと思います。こうした保育園対策は、とても重要です。それから、小学校に行って以後については、やはりスクールバスとかスクールガードのように通学路の安全を確保するというのがとても大事です。これは子育て政策として大事です。

 それでもう1つ大きな問題として、この「未来子ども局」で取り組みたい大きな政策として、県下で一番低い学力、日本一低い学力。一番下とは言いませんけれど、かなり低いのが長浜市の学力問題。こういった問題に取り組むっていうのを「未来子ども局」で進めます。「子どものための生き生き学力都市」というのを謳っているんですが、学力専門のプロジェクトチームを設置します。そして、教員の資質の向上を行います。他に地域人材を発掘して、中学生の部活動を可能な限り保証できるような形もしたい。一番大事なのは、「心と体の健康」そして「学力」なんですが、その学力自体が非常に低いこと自体は、長浜市も従前言っていたことですが、私はやはり一貫した政策で本格的に取り組むべきだと考えています。学力は先ほど言ったプロジェクトチームを作る予定ですが、ここの学力の問題というのは本当にいろんな問題が絡んでいます。それでその政策として、包括的な政策が必要だと考えているんですけれど、やはり市長自体が教育委員会と一緒になって、ある意味でどんどん積極的に市長も意見を言って取り組むという形にしたいと考えています。

 長浜は他所の町と同じですが、やはり親御さんとの関係というのは教育改革についてとても大事だと思っています。子ども達と親とそれから学校当局という、協力できるための体制を整えたい。そのために長浜市の子ども達は、滋賀県の中ではとても登校拒否のお子さんが多いので、それに対応するようなもちろん精神的に悩んだとするとお子さんを対応するような「スクールカウンセラー」というのをもっと拡充したいと思っています。今はあるんですけれど、ちょっと足りないなと考えています。更に、学校の中でのいじめの問題とか親御さんと学校とのトラブルというのは、実際には正直ありますので、こういうものをきちんと法的に解決して、両方が安心して学校に携われるというのも作るために「スクールローヤー」という弁護士の制度も置きたいと思っています。こういうのが教育改革の1つ。

あと教育問題として、中学生の進学の問題を取り上げます。私は長浜市内の子ども達の多くが、実は長浜市内で進学せずに外に行ってしまうというのを非常に問題だと考えています。長浜は先ほど言ったように人口減の問題がありますから、やはり長浜に誇りを持ってもらって、長浜で学んでもらって、長浜の学校に行くと、それで長浜の同級生ができるというのが大事だと思います。その後、長浜以外の大学に行く。長浜は大学は2つしかなくて足りませんので、当然外に行くというのもいいんですけれど、やはり自分自身も考えて、同級生が地元にいてここの学校で誇りを持って育ったという高校生が多くなって欲しいと思います。今かなりの学生が外に行っています。彦根やそれから大津、守山、草津さらには京都まで行っている子も結構おられます。この現実を変えたいと思います。

そのためにどうしたらいいかということなんですが、やはり長浜は今「全県一区」になっていますので、長浜の高校が魅力ある学校づくりをしなきゃいけない。長浜に外から来てもらうような、地元に残るような、そういう学校づくりが必要だと考えています。現在で言えば、虎姫高校という学校が「バカロレア」ということで外国語教育に力を入れています。そういうので滋賀県以外の子もられるような「バカロレア政策」が必要かと思います。現在はバカロレアのクラスに入る体制づくりや入試対策は十分でありませんので、もっともっとバカロレアを重視した学校づくりをして欲しいと思います。市も応援するつもりです。これは県立高校ですから、本来県の役割ですけれど、市としても応援したいと思います。

それから、「伊香高校」っていう学校もあります。これは過疎地にあって、非常に今は定員割れになっています。県会議員が中心になって伊香高校の再生プランとかが出されています。私は市としてはこういうプランづくりはとても後押ししたい。地元の学校に特色ある学校づくりをしていただきたいと考えていますので、伊香高校の再生プランも非常に後押ししたいと考えています。

更に「長浜は他の地域に比べると、進学面で特別なクラスがないんじゃないか」ということも聞きます。そういう面で、進学特進クラスなんかも考えてもいいんではないかと思います。こうやって、今ある意味「勉強面」のことを言いましたけれど、「スポーツの面」でも、かつてあったスポーツが非常に有力で、長浜の高校が甲子園に出る、柔道も強い、という面もありましたのでスポーツに力を入れるというのも考えています。

更に高校の強化というだけではなくて、今滋賀県で「令和の高等専門学校」っていうのを設置しようというプランがあります。これは今年の夏に設置場所が一応決まります。長浜には長浜北高校という跡地がありまして、もう一つ高月中学跡地という私有地があります。一部は民有地がありますが。こういう広い土地、学校の跡地で高専を誘致するにはとてもいいです。しかも今度の高等専門学校は、県が作る県営ということになりますが、中にはIT分野のクラスがあるんです。こういう技術者を育てるための高等専門学校が長浜にできれば、長浜で技術者が育つし、その長浜から他の企業に行く、そういう人も出ます。更に大事なのは、他所の地域からも長浜に集まってくるわけです。だからこの高等専門学校を長浜で作る。しかも情報関連産業が育てられるというのをぜひ実現したいと思っています。ですから、滋賀の高専の候補地にぜひ立候補したいと考えています。まだ立候補していないのでとても残念なのですが、これをすれば本当に長浜の製造業のためにもなるし、長浜の人づくりにもなるし、更に長浜の人口減少対策にもなりますので、ぜひ高専の誘致をしたいと思います。

最後に市民の皆さんへメッセージ

私は今回、「長浜の未来を考える」その為に長浜市長選挙というのを考えているんですけれど、長浜はやはり今「未来の選択の時」ではないかと考えています。未来の選択をするのに何がいいのかというのをぜひ選んでいただきたい。

長浜の未来の為に大事なのは、「小さな勇気を起こすこと」だと思います。今まで諦めてきた人もたくさんいるんです。お聞きすると、「いろんなしがらみもあるし、本望を得ているし」という声をたくさん聞きますが、今はお子さんやお孫さんの為にどんな長浜を残したらいいかというところで、選択の時だと思います。

その未来の為に、本当に大きな勇気で大きな声でしゃべることはできないけれど、小さな勇気を出していただいて、今はこれが大事なんだ!というお気持ちをぜひ2月にこの地で発揮していただければというふうに思っています。私は、小さな勇気を出していただきたい。これが最後のメッセージということで、皆さんにお伝えしたいことです。よろしくお願いいたします。


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