AMP実装したいけど躊躇する理由

GoogleがAMP(Accelerated Mobile Pages)を2月24日にローンチすることを明らかにした。ニュースメディアなどでの実装が推奨されており一部界隈で話題となっている。

AMPについてはここでは詳しく説明しないが、スマホでのページ表示を超高速に表示させるための技術である。ただし、Google側が既存のブログやメディアを勝手に高速化させるのではなく、パブリッシャー側でその為の施策をしなければならない。

その仕様はあり得ないくらいに厳しく、実装はかなり敷居が高い。CSSを例にとればすべてインラインでの記述が必要となり、JavaScriptに関しては一切使えない。

さらにAMP HTMLといった専用のフォーマットでのマークアップが必要の為、WordPressなどの動的にページを生成するCMSなどでの実装はかなり手間がかかる。

それだけならまだいいのだが、メディアの立ち上げと収益化でご飯を食べている私のような零細事業者は、AMPの実装に関して大きな問題点がある。

それはアドセンス以外の広告が実装できない点。

私のメディアではアドセンス以外の広告を掲載しているため、スムーズにAMPを実装することができない。何故かというと。広告を表示させる為のタグがJavaScriptで記述されているからだ。

広告が掲載できない=収益を得られない。この為、私のメディアでの実装はかなり厳しく、現状は様子見の状態。

広告に関しては徐々に実装できるベンダが増えると思われるが、現在のところ、アドセンス以外ないとみられる。

AMP以外でも、ほかにもペンギンアップデートやSSL化など問題が多く、二の足を踏んでいる。今年の課題はこれらの問題を、確実に解決していくことが重要だといえる。

いろいろ面倒な1年になりそう(ヽ''ω`)