【知っておこう!】ネットワーク時代の講習会受講に必要なこと
はじめに
みなさん、こんにちは。
メドフィットアカデミア プロジェクトマネージャーの服部です。
コロナ禍によって急速にWEBを通じた学会やセミナーが増えてきましたね。
とても便利な反面、ネットに詳しくない方々は参加が難しいなと思うこともあるかと思います。
この記事では
について記載します。
どうしてうまく聴講できないのか、対処法は各個人のネット環境に依存すると思いますが、一般的な改善方法をまとめます。
また、ネットをうまく使う知識を学ぶ機会になればと思っております。
これからの時代、インターネットは今まで以上に私たちの生活だけでなく職業的な事でも密接にかかわってくるツールです。
一緒に学んでいきましょう。
これからの記述でもしかしたらお気を悪くされる方もいらっしゃるかもしれませんが、どうかぐっとこらえて最後までネットを使ったセミナーを快適に受講するために一緒に考えていきましょう。
よく耳にする聴講者からのトラブルの声
私が実際に学会の運営やセミナーの講師をしていて、以下のようなご意見をいただくことがあります。
この問題は現地開催のものではなかったものですね。
実はこの問題、私がオンラインでセミナーを行うようになってから少なからず聞く声です。
現地であればネットワーク関係のトラブルが発生した場合、演者もスタッフも即座に対応に当たり、その様子が聴講者にもみえるので待てば解決します。
しかしネット環境だと、運営側から「視聴者のひとりがうまく聴講できていないこと」を把握することは困難です。
参加者全員がZoomから落ちたりしない限り、運営側は聴衆がちゃんと接続できていることを前提で話します。
また、講師のPC不具合の可能性を消すためにたいていの場合「司会」が聴講者と一緒に講演を視聴しているため、トラブルがあれば「司会」から「講師」に連絡が行き、司会が講演を中断させることができるようになっています。
少なくともメドフィットと提携している「くまのこ検査技師塾」におけるオンラインセミナーはこの体制を敷いています。
でも視聴できないのだけど!どうすればいいの?⇒運営(服部)の考え
少なからず上記の問題が届いているのならば、どうして対応しないの?
とお思いになるかもしれません。
しかし、その問題、本当に運営側の不手際なのでしょうか??
これを見分けるのは簡単です。もし運営側でトラブルが起こっていれば、参加者に対してメールなど他の媒体から連絡が来ます。
連絡がこないということは、あなた以外の視聴者は問題なく視聴できているという可能性が高いです。
もし視聴が困難になった場合にあなたがとる行動は大きくわけて以下の2パターンです。
① 運営に連絡する(メールなどを用いる)
② 自身のネット接続環境を確認し、何か不具合を起こしそうなものがない
かを確かめる
です。
①によって運営側はあなたが視聴できていないことに気づきます。全部終わった後に連絡されても何も対処できないので、講演中に連絡しましょう。
(これが複数である場合は運営側のネット環境の不具合の可能性もでてきます。)
②は「ご自身のネット環境を確認してみてほしい」ということです。
なぜならば、運営側には視聴者のネット環境改善ができないからです。
そのため、今後のあらゆる学会やセミナーにおいても同様の問題があなたに降りかかる可能性があります。この記事を期に、少しネット環境について調べてもらえたら、これからのオンライン生活を少しでも快適にできるのではないかと考えます。
ZOOMの公式サイトに推奨の環境や要件がのっていますので参考にしてください。
例えば、要件をみると推奨される帯域幅はZoomでは3Mbpsで最低限の通信が可能だと考えられます。
しかしオンラインセミナーのように多くの人が通信を行い、ホストが画面共有して動画を動かすなどの操作をするのであれば、3MBpsより速い環境でないとトラブルが発生することがあります。
スマートフォンを使用した場合、4GのドコモやKDDI、ソフトバンクでは理論上最大値が下り 75Mbps / 上り 25Mbpsであり、おおよそ問題なくZoomを使用できるはずです。
しかしLTEを用いた通信はいわゆる「ギガ」を消費し、携帯電話料金の増大を招くため、ほとんどの方がWifiを使っているのではないでしょうか?
このWifiの使用がZoom使用時の通信トラブルに大きな影響を及ぼしているのではないかと私は考えます。
Wifiを用いたZoomの問題点
各家庭によってWifiをどのように使用しているか異なると思います。
WifiでもZoomの利用は可能ですが、WifiはLTEなどと比べて発信源からの距離によって通信速度が安定しなくなるという問題点があります。
上記の図のような間取りの場合、部屋Aと部屋BのPCをWifiで無線接続したとすると部屋AのPCと比べて部屋BのPCは距離が離れていることや部屋の仕切りに阻まれることから安定性が劣ります。
一度使用している端末でオンライン速度テスト(nperf、Speedtest、またはComparitechなど)を使用してインターネット帯域幅を確認してみましょう。
上の画像はSpeed testでMbpsを計測したものです。
これは同じ部屋にWifiのルーターがある場合のノートPCを無線でつないでいるときの速度です。これならばZoomを使用するのも問題なさそうですね。
PC使用時のWifi
先述したようにPCとルーターの位置関係によって安定性が異なります。
Zoomの公式では「解決策のひとつとして「有線接続する」があげられています。最近はスマホが主流の時代になり、家に有線をひいていない家庭もあると思いますが、無線と有線であれば有線の方が通信の安定感が増します。
私もオンラインセミナーを行うときには必ず「有線接続」をしています。
有線が不可能な場合も以下のURLに記載されている手順を試すことで通信が安定することがあります。
スマホ・タブレット使用時のWifi
スマホやタブレットを有線で接続するようなアダプタなどもあるようですが、通信を安定させる最も簡単な方法があります。
「ルーターの近くに移動する」 ことです。
部屋Bにいたのであれば、部屋Aに。
さらに部屋Aの中でもルーターに近い距離に移動します。
これで安定する場合があります。
ネットの知識をつけてみよう
なかなかネットの知識をみにつけるというのはハードルが高いものです。
私もおそらくとても浅いところしか理解しきれていないと思います。
ただ、無線より有線が安定、Wifiは距離に依存する、などの知識は実体験でもネット検索でも得ることができました。
Zoomの公式や、ご自身の契約しているネットの回線、スマホのことなど調べてみるとより快適にオンライン講習会が受けられるのではないかと考えます。
今回は受講者側の話でしたが、私のように講師をする場合、PCのスペックなども気にする必要があります。
Zoomでエコーの動画を2個、パワーポイントで動かすと「システムのリソースが足りないためパフォーマンスが低下します」というエラーが生じる場合があり聴講者から私への音声が途切れ途切れになることがありました。1個ずつ動かすことで対応していましたが、この記事を書いている現在、5年前に購入したノートPCから、よりスペックの高いPCに新調しました。
5年前はメモリなどを気にせず、メーカーだけ気にして家電量販店で店員にすすめられるがまま買っていましたが、今回はオンラインで自身でスペックを検討し、十分にオンラインセミナーができるようなものを購入しました。
コロナ禍を乗り越えた後も、きっと現在発達したオンラインの利便性は無視できず、PCやインターネットとつきあっていく世界になるのではないかと考えます。
そのときに快適にすごせるように今から一緒に勉強していけたら良いなと思います。
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