定期購読:あなたの『選ばれ力』をアップするカラー戦略マガジン 031号「嘴が黄色い ~行き詰った時には『黄色』のエネルギーを~」
本日のお題
こちらの意味は・・・
だそうです。
2019年2月22日の「毎日新聞」の「余録」にも、本日のお題と関係した面白い記事が載っていました。
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「くちばしが黄色い」とは未熟なことで、鳥のヒナのくちばしの色に由来する。餌を求めて大きく開いたヒナの口の中も黄色いが、この色と開いた口の形が親鳥の本能を刺激し、餌を与える行動を促すという。
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だそうです。
本日はこちらのことわざと、私の失敗談(涙)から、「黄色を使ったコミュニケーション」についてお話ししたいと思います!
本日の内容を画像でダイジェスト
「嘴が黄色い」のは私だった
先日の大晦日の晩、実家の祖母とzoomで話しました。
祖母はお陰様で元気な98歳で、会話もできますし、着替えなど、身の周りのことも一人でできます。
夜9時になると「大変、もう寝なきゃ!」と言ったりして、時間の感覚や生活のリズムもしっかりしています。
そんな祖母だったので、zoomでも楽しく話せると思っていたのですが、今回はちょっとかわいそうなことをしてしまいました。
祖母は、私のことを「潤という名前の子(すみません、祖母から見ると、47歳の私でも「子」なので。。。)」ということは分かっているのですが、私が誰の娘なのか、自分との間柄はなんなのか、その辺の関係性が、すぐには分からなくなっていたのです。
zoomで私と顔を合わせて、キョトンとしている祖母に「●●の娘だよ」とか「おばあちゃんの孫だよ」と言っていたら、徐々に思い出してくれたのですが、それでも終始、分かったような分からないような、いまいち腑に落ちない顔をしていました。
私は祖母と話しながら、祖母がキョトンとしてしまったのは「zoom」のせいもあると気付きました。
話している最中に何度も「帰って来たんか(帰って来たんだね)」とか「道中、寒かったやろ」と、まるで私が帰省して目の前にいるように、声をかけてくるので、なにかおかしいな・・・とは思っていたのですが、後で祖母の傍にいた母に聞いたところ、祖母は、私が隣の部屋にいると思っていたそうです。
そして隣の部屋にいるのに、どうして私が自分の傍に来ないのか、「横浜は寒いよ」と言っているのか、不思議に思っていたそうです。
私が隣の部屋にいるとしたら、なぜパソコンのモニタの中に私がいるのか、つじつまが合いませんが、祖母の中では、そう考えた方がつじつまが合っていたのでしょう。
それくらい、祖母の中では、モニタの中の私は「あり得ない」私だったのでしょう。
祖母と話している途中から少し悲しくなり、反省の気持ちが湧いてきました。
いくらzoomが便利だと言っても、大正13年生まれ・98歳の祖母に、いきなり画面越しに話しかけてしまって、祖母を混乱させてしまったということに気が付いたからです。
祖母が混乱するかもしれないということに、想いが至らなかった自分。
世間がzoomに慣れたのもつい最近だというのに、「私はzoomに慣れた」「zoomで話せば便利」という片側の面・自分側の面しか、見えていませんでした。
距離を気にせず、コミュニケーションを取れるようになった、スーパーツール「zoom」。
しかし今回は、コミュニケーションツールとしてふさわしくありませんでした。
「コミュニケーション」って、こういうところから考え直さないとダメですね。
片側の面しか、自分側の面しか、見ていないか?
何を隠そう、「嘴が黄色い」のはこの私でした。
相手への想いやりが未熟でした。
多面的に、重層的に、相手を想える自分でありたいです。
祖母にはその後、ハガキを出しました。
これなら大丈夫です。笑
相手を否定しないことの大切さ
私は20歳前後の時、鼻の中から眉間にかけてポリープができて、全身麻酔の切除手術を受けたことがあります。
(お陰様で良性で、命には全く別状ありませんでした)
大部屋に入院したのですが、その部屋のメンバーに、病院の主のようになっている、長期入院のおばあさまがいらっしゃいました。
こちらのおばあさま、お茶目な愛されキャラで、看護師さんや入院患者達の人気者だったのですが、一点だけ、現実世界とつじつまが合っていないことがありました。
それは何かと言うと、ずーっと、自分の子供をおんぶしていると思い込んでいたことです。
おばあさま曰く、子供の年齢は4歳で、名前は「まぁやん」でした。
いつも周囲に、まぁやんがどうしたこうした、と、まぁやんの近況報告をするし、食事の時も、スプーンでお料理をすくい、後ろをちょっと振り返って、まず一口目は、まぁやんにあげようとしていました。
そして毎回「まぁやん、食べないの?」と宙に向かって何度も聞き、「食べないんだったら、母ちゃんが食べちゃうよ。全くもう」と、少し怒りながら、結局はそのスプーンの一口を自分の口に入れます。
看護師さんにも「まぁやんをお風呂に入れたいから、お湯を沸かして持って来て」と頼んだりしていました。
毎日こんな感じで、架空のまぁやんと共に過ごす日々でした。
でも、周囲の私達は、全く負担にならなかったですし、気味も悪くなかったのです。
なぜならば、「まぁやんなんて、いないよ!」とそのおばあさまを否定するのではなく、「私達には見えていないけれど、そのおばあさまには見えているのだろう」ということにして、みんなでそのおばあさまの言動に合わせ、まぁやんバナシに付き合っていたからです。
(※霊的なこととは違います)
その方がお互いに気持ちがラクで、関係もスムーズでした。
その時私は、「正さない方が良いこともあるのだな」ということを学びました。
「正す」と言うと格式ばった言い方になってしまうのですが、要は、大多数の人に「見えない」ものを「見える」と言う人は、大多数の人と感覚が違うだけで、正しい・正しくないでジャッジできるものじゃない、ということが分かったということです。
なので、そんなことで諍いを起こしたり、ピリピリしたりする必要も無い、ということも分かりました。
「自分の感覚とは違うけれど、こういうこともあるのかもしれない」という寛容性を学べたこの経験は、私にとってとても大きなものでした。
自分の感覚だけが全てじゃない。
自分の見えていることだけが全てじゃない。
自分には分からなくても、見えなくても、「そういうこともあるんだね」と否定しないということも、大切なコミュニケーションだと学びました。
「分かる」とか「見える」ということは、コミュニケーションの答えじゃないんですね、きっと。
実家の祖母とzoomで話した時、zoomは祖母の顔を見せてくれ、声も聞かせてくれましたが、もっと大切だったのは、その奥にある祖母の感覚に、想いを馳せることだったんでしょうね。
黄色のエネルギーは気分転換に最適!
ところで「黄色」を見ると、身体にとても良い効果があります。
「エンドルフィン」というホルモンが分泌され、明るい気持ちになったり、脳が活性化する効果があるのです。
そして身体だけでなく、心にも素晴らしい効果がもたらされます。
「黄色」って、太陽や光をイメージさせる色ですよね。
そして、美味しい果物の色でもあります。
太陽(光)も果物(食べ物)も、人間にとっては、生きるために必要なものですね。
なので人間は「黄色」を見ると、明るく希望に満ちた気持ちになったり、安心したりします。
つまり「黄色」を見た場合の、身体への効果と心への効果を総合すると、
脳が活性化して、明るい気持ちになる
ということなんですね。
こういう素晴らしい効果を持つ「黄色」は、
「この企画、、、今のままでも良いけど、もうひとひねりあると完璧なんだけどな。なにか無いだろうか」
と行き詰まった時に使えます!
くすんでいる黄色ではなく、眩しいくらいの、パッ!と明るい黄色を目にすることが、行き詰まった状況の打開策になるのです!
簡単に申し上げると、黄色は「気分転換をして、打開策を見つけるのに最適!」な色なのです。
特に私のおススメは「黄色を使ったぬり絵」です。
レモンやバナナ、ひよこなど、黄色い色をしているモノの輪郭を、下手でも良いのでサインペンで描いて、その輪郭線の中を黄色のペンや色鉛筆でひたすら塗るのです。
「ぬり絵」なんて子供時代から何十年ぶり、という方が多いのではないでしょうか。
それだけでも童心に帰って癒されるのに、黄色く塗られていく紙面を見ていると、脳が活性化して、明るい気持ちになっていきます!
そしてそのうち、フッと、打開策をひらめいたりします!
お金もかからないですし、場所も取らないですし、スカッと気分転換できて打開策も見つけられる、最高のワークです!
さて、「行き詰まる」というのも、相手あってのハナシですね。
お相手のことを考えて、「もっと良くしたい!」と思っているからこそ、「行き詰まる」のです。
お相手は、こちらが行き詰まっていることを分かっていないかもしれませんし、今度初めてお会いする方で、今はまだお会いしたことの無い方かもしれません。
でも黄色には「分かる or 分からない」「見える(会っている) or 見えない(会っていない)」は関係無いのです!
「気分転換をして打開策を見つけようとする」という、お相手に想いを馳せる方法で、黄色がお相手とのご縁を取り持ってくれますよ!
黄色のエネルギーを使う、時空を超えたコミュニケーションです!
本日のカラー戦略的結論
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