勉強ができるようになりたいなら、まずしておきたい「環境づくり」
勉強量を増やして成績アップを目指したい。
こう思った時に、あなたならどんな行動を起こしますか?
「勉強時間を増やす」
「ニガテ科目を重点的に勉強する」
「新しい参考書や問題集に取り組んでみる」
他にもいろいろ浮かんできますよね。
しかし、みんな意外と分かっていないんですけど、成績アップのために「あること」をするのがメチャメチャ大事なんですよね。
勉強ができるようになる為にまずすべきことがあるにも関わらず、多くの人がコレを見逃してしまっているんです。
それは何かと言うと、タイトル通り「環境づくり」なんですね。
今回は勉強を語るうえで欠かすことのできない「環境」について話していきます。
環境をつくるとは?
環境をつくる。
そのように言われても、なかなかピンと来ないんじゃないでしょうか。
「そもそも環境なんてどうやってつくるの?なんだか難しそう、、、」
こう思った人もいるでしょうが、大丈夫です。
何にも難しいことはないし、なんなら明日からでも環境は自分でつくることができます。
まず「身の回りの環境」とはどういうものか?
環境というのは、次の2つだけで構成されています。
それは「人」と「場所」です。
この2つオンリーで環境はつくられています。だから環境を変えたければ、人と場所を変えてみるのが良いんですね。
じゃあ、具体的に人と場所を変えるには何をすればいいのか?順番に説明していきましょう。
人は他人に左右される
人というのは、周りの人に大きく影響される生き物です。
中学校や高校のスポーツにおいて、いわゆる「強豪校」ってありますよね。
バケモノみたいな選手が勢ぞろいしている学校です。
強豪校って、基本的に選手一人ひとりの能力が高くって、かつ選手層も厚かったりするわけですよね。
なんであんなに、強豪校にはすごい選手ばかりいると思いますか?
理由はいろいろあると思います。
「先生の指導がすごいから」
「そもそも、もともとポテンシャルの高い有力な選手ばかり集まるから」
でも、大事な要素がもう1つあると僕は考えてます。
それは「みんなが必死に部活に取り組んでいるから」です。
強豪校には元からポテンシャルの高い選手が集まってきます。
そこにわざわざ入ってくる選手たちは「絶対にここでレギュラーになってやる!」って思いで入学を決心してきたわけです。
同期はできるやつらばかりです。油断したらすぐ置いてけぼりにされてしまいます。
先輩も一流ぞろいです。
大会ですごい結果を残す超人ばかりです。
後輩もまた然り。
実力がなければあっという間に後輩にレギュラーの座を奪われてしまいます。
そんな環境の中で、彼らは日々練習に励んでいるわけです。
それで、強くならないほうがおかしくないですか?
みんな熱量がハンパないんですよ。そんなメンバーに囲まれて日々を過ごしている。
そんな環境にいたら、「自分も負けてられない。必死に食らいついていかなければいけないんだ」って自然と思うようになりますよね。
そんな人たちが集まって、強豪校っていうのが作られているわけです。
周りの人の力って絶大なんですよ。
みんなが「よっしゃ!やるぞ!」みたいな雰囲気だと、自分も自然とやる気が出てきます。
逆に全体として「どうせ頑張ったって意味ないし、適当にやろう、、」みたいな感じだと、いくら自分自身のやる気が高かったとしても次第にやる気が吸い取られてしまうんです。
人間って社会的な動物って言われますよね。
人間というのは、その個人がコミュニティ全体としての雰囲気や流れに合わせていってしまう存在なのです。
例を出しましょう。
とある友達がA君に「B先生ってなんかウザくない?」って言ってきたとします。
A君はB先生のことが別にキライではなかったんですけど、友達と話を合わせるために「うん、そうだね」って相槌を打ちました。
なんとなく、友達の話を聞き流していました。
ただ、そういう話を続けていくと「でも確かに、B先生ってどこかウザい所があるかも」って次第に心境が変化してしまったりします。
ついには、A君自身もB先生のことがウザいと思い始めるようになります。
最初はB先生のことを何とも思っていなかったのに、友達の話を聞き続けることで影響を受け、考えが変わってしまうのです。
これは極端な例かもしれません。
でもあなたも、「友達の影響で(良い意味でも悪い意味でも)以前とは少し違った考え方になった」って経験あるんじゃないですか?
僕たちって周りの人達の影響をすごく受けやすいんですね。なぜならそのほうが社会に適合できるので、社会的動物として生存に有利だからです。
勉強でも同じです。
勉強に対する熱意が上がるか下がるかは、その個人によるものだけではなく、周りの人の雰囲気によっても左右されるんです。
「勉強なんてだるいよ。めんどくさい」みたいな人ばかり周りにいると、自分も勉強する気が失せてしまいます。
でも、「一緒に勉強がんばろう!」って人が多いとあなたも自然と「勉強がんばらなくっちゃ!」って思うようになるんですね。
だから、勉強する際には「周りの人」っていうのがとても大切になってくるんです。
勉強する時は「人」に気をつけよう
では、「人」に関して具体的にどうすればいいか?
勉強は、勉強に対してネガティブな人とはしないでください。
「勉強だるい、、」とか言ってる人と一緒に勉強しようとすると、あっという間にやる気が削がれてしまいます。
そういう人と一緒に勉強するのはマジでやめてください。
あとは、勉強している自分に対して「お前が勉強しても意味ない」「お前になんてできるわけない」って言ってくるような人とも距離を置いてください。
完全スルーでOKです。なるべく関わらないようにしましょう。
そういう人たちは、あなたのやる気を奪うだけ奪っておいて、何も与えてはくれませんので。
そして、勉強をいっしょに頑張れる仲間を自分から探していってください。
勉強に意欲的で、「この人と共に頑張りたい!」と思えるような人といっしょに勉強するんです。
その仲間と切磋琢磨できて、自分をさらに高めることができます。
マイナスの影響がある人と距離を置き、プラスの影響を与えてくれる人を近くに寄せる。
これによって、あなたの環境は激変します。
モチベーションはグーンと上がり、大きく成長することができますよ。
人は場所に影響される
環境を整えるうえで、もうひとつ大切なのが「場所」です。
ただ、これについてはあまり詳しく説明する必要はないでしょう。
勉強に最適な場所を選ぶ時の、たった一つのポイントを押さえておけば十分です。
それは「勉強に集中できる場所」です。
これって一概に「誰にも邪魔されない静かな場所」が勉強に最も適しているとは限らないんです。
例えば、自分の部屋なんて邪魔する人が誰もおらずメチャメチャ静かな場所ですよね。
でも自分の部屋で勉強していると、ついついスマホをいじってしまったり、近くにあったマンガに手が伸びたりする経験ってあるじゃないでしょうか。
それって結局、勉強に集中していることにはなりませんよね。
「自分の部屋で勉強したら一番集中できる」って人はもちろん自分の部屋で勉強すればいいですし、そうじゃないのであれば他に集中できる場所を探さなくてはいけません。
勉強に集中できる場所
勉強に集中できる場所とは具体的にどのような場所なのかというと、次の2つの要因があります。
1、「その場所=勉強する」というルーティーンができてるところ
2、周りに何も興味を引く物がないところ
1つめの「その場所=勉強する」というルーティーンができてるところって何かというと、
「自分はここに来たら勉強する以外選択肢がない」って場所をあらかじめ自分で決めておくってことですね。
図書館でも、学校や塾の自習室でも、近くのカフェでもどこでも良いんですけど、「勉強する専用の場所」っていうのを自分で決めておいて、勉強するときにはそこに行くっていう習慣を常につけておくんです。
そうしておくと、勉強がめっちゃはかどるようになります。
例えば、あんまり勉強に乗り気じゃない日があったとしても、とりあえずその場所に行ってみるんですよ。
そしたら「あ、自分いつも勉強してる場所に来てしまったし、勉強するしかないよね」って感じられるようになります。
モチベーションに関係なく、勉強を開始することができるのです。
自分の「勉強専用の場所」というのを決めておいてください。
2つめは「周りに興味を引く物が何もない場所」です。
ついついスマホを触ってしまうのはなぜかっていうと、単純にスマホが自分の手の届く範囲にあるからですよね。
また、自分の部屋って自分の好きなものばかり置いてあるから、わりと興味のあるものが多く置いてあるんです。
そういった興味を引く物がない場所に行ってください。
それもを踏まえても、勉強する際には図書館とか自習室とかのほうがいいですね。
環境を整えて成績アップを目指そう
まとめです。
・成績を上げたいならまず「人」と「場所」に目を向けろ
・勉強に対してポジティブな人をまわりに置け
・勉強に集中できる場所を作り出そう
成績アップを目指したいなら環境を変えてみてください。
環境というのは、勉強をするうえでの「土台」となります。
土台があるからこそ、いろいろなものを積み上げることができますよね?
しっかりとした土台を作り、簡単には崩れない実力をつけていきましょう。
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