Step4 「環境・習慣を整える」はじめに
こんにちは。
てんすけです。
今回からStep4「環境・習慣を整える」へ進んでいきましょう。
これまでのStepで「効率的な勉強とは何か?」「勉強をするうえで重要な意識とはどのようなものか?」「勉強をどのようにやれば良いのか?」についてたっぷりと説明してきました。
これらをひと通り読んできたあなたは、もうかなりの知識が得られたはずです。
これまでのセッションで学んできたことをもとに勉強に励めば、あなたはきっとスゴイ結果を残せるようになるでしょう。
ただし、実はこれだけでは十分とは言えないんですね。
「勉強というものが何か分かった」「勉強で大切な意識も分かった」「勉強法も習得した」
これだけでも大きな成長となるのですが、勉強するうえで大事なことが1つ抜けているんです。
それは「勉強は継続していかなければならない」ということ。
いくら勉強の本質や勉強法を理解していたとしても、「勉強を続けていく」ということをしない限りあなたの成績は伸びていかないんですね。
「勉強とは何をすればいいのか、すべて理解できた!」と言ったところで、あなたが1日しか勉強しなければ100日勉強している友達には勝てないわけです。
ちょっと勉強しただけで成績がグーンと伸びる、そんな魔法なんてどこにも存在しません。
だから、勉強していくうえでもう1つ「継続して行う」ということを忘れてはならないんですね。
人間の意志は弱い
「勉強を続けていかないと成績は伸びない」
そんな当たり前のこと今さら言ってどうする?って感じだと思います。
ただ考えてほしいのは、「じゃあ実際に勉強を継続できている人っていったいどのくらいなんだ?」って話なんですよね。
例えば「これから毎日3時間は勉強する!」と決心したとして、それを1か月、、いや1週間でも続けられたことがあるって人はそれほど多くはないんじゃないかなと思うんです。
「勉強を継続していきましょう」
この言葉を僕が言っただけでみんなそれを実行できるのであれば、誰も苦労してるはずがないんですよね。
実際はそうじゃない。
「勉強しよう」「続けていこう」そう思ってはいるにもかかわらず、いざそれを実行しようとするとなかなか重い腰が上がらない。
継続が大事なのはすごくよく分かってる。でも、頭の中で分かっているのと実際に行動するのとでは、そこに大きな乖離が存在するわけですね。
人間なんてそんなもんです。「分かってる分かってる」って口では言いながら、実は行動が一致してなんてことはよくあります。
そのために、このStep4があるんです。
「勉強を続けていく」
このことを頭の中に留めておくだけではなく、実際にあなたの行動レベルにまで落とし込むことこそが、このStep4の最大の目的です。
あなたに押さえておいてほしいことがあります。
それは「人間の意志というものは、ものすごく弱い」ということです。
「これをやるぞ!」と心に決めたことがあったとしても、明日それを実際にやっているかと言われれば、やっていないことも多いんですね。
例えばあなたが「明日から早起きする!」と決心したとしましょう。1日くらいなら、早起きくらいできるかもしれませんね。
ただそこから2日目、3日目、・・・と日がたつにつれて、だんだん早起きがしんどくなってくるはずです。
1週間後には「ねむい、、早起きなんてや~めた」ってなる可能性がほとんどだと思います。
それぐらい、人間の意志っていうのはもろいんです。
勉強をシステム化する
人間の意志とは、あなたが思ってるより弱いものです。
だから、そんなものをあてにして勉強してはいけないんですね。
もちろん、強い意志を持つことは受験を勝ち抜くために必要ではあります。
強い意志があるからこそ、受験に強い気持ちで臨むことができます。
ただ、日常での「継続的に勉強する」という観点においては、意志というものは時として足手まといになってしまうんですよ。
「気合い」「やる気」「モチベーション」
これらを軸に勉強していると、調子が良い時はガンガン勉強がはかどるけれども調子が悪い時には一向に勉強が進まない事態になってしまいます。
要は「安定性に欠ける」ということです。
勉強ができる人は、「気合い」や「やる気」で勉強なんてしません。
それが勉強を継続していくうえで邪魔であることを知っているからです。
じゃあどうすればいいのか?
勉強を継続して続けていくためには何が必要なのか?
それが「自分がどんな時でも勉強できるような仕組みを作ってしまう」ということなんですね。
プログラミングを例にするとよく分かります。
プログラミングの基本とは、あらかじめプログラムされたアルゴリズムに従って自動的にタスクを処理することです。
分かりやすく言うと、まず「①をしたら②をしなさい」「②をしたら③をしなさい」「③をしたら④をしなさい」っていう指示を前もってコンピューターに入れておきます。
後はあなたが①の行為を行うだけで、コンピューターが自動的に①→②、②→③、③→④を代わりにやってくれるというのが、このプログラミングですね。
このプログラミングのように「〇〇をやったら、☐☐をする」っていう仕組みを、勉強にも当てはめようっていう考え方です。
ちょっと難しく感じたかもしれません。
でも、やってること自体はすごく簡単です。
例えばあなたが「夕食を食べ終わったら勉強する」っていうのを自分で決めておけば、夕食を食べてごちそうさま~ってなった時に「あ、夕食を食べたんだから次は勉強しよう」って気持ちが頭に浮かぶわけですね。
そしたら、スムーズに勉強に移行することができます。なぜなら「夕食を食べる→勉強する」という流れがあなたの中で当たり前になっているからです。
こうやって自動的に勉強するような習慣を作っていくことで、毎日安定して勉強を進めることができるんですね。
端的に言えば、生活のルーティーンの数をどんどん増やしていくということです。
自分の生活をシステム化して、継続的な勉強を実現しよう
「意志」や「やる気」にとらわれず、自動的に勉強ができるようなシステムを整える。
これによって「勉強しようにも、なかなか最初の一歩が踏み出せないんだよな、、」ってことがなくなります。
なぜなら、良い意味で思考停止して勉強に向かうことができるからです。
人間は言い訳の天才です。
勉強しようと思った時に5秒ほど間が開いてしまっただけで「いや、今日は疲れているし、、」とか「スマホ30分だけ見たら勉強しようかな、、」とか考えちゃうんですね。
だから、そういった「言い訳を作る時間」すら与えず勉強に取り掛かる「勉強行動のシステム化」が大事になってくるのです。
そのためにこれから「身の回りの環境」や「自分の習慣」を整えていきます。
環境を整えることで勉強するための「空間」を作ります。
そして、自分の習慣を整えることで勉強するための「時間」を作り出していきます。
「空間」と「時間」、この2つを勉強に有利なように整えていくのです。
すごいでしょ?笑
これから「環境・習慣」について学んでいって、もうワンランク上の勉強ができる人を目指していきましょう。
次のセッション ⇩⇩⇩
勉強ができるようになりたいなら、まずしておきたい「環境づくり」