結果を最短で出すために必要な「ある能力」
勉強を頑張るからには、やはり「結果」は重視していきたいものです。
いくら努力をしても結果が伴っていなければ、悲しくなったりやる気が削がれていったりします。
逆に努力したことが結果として目に見えて表れてくると、嬉しくなりモチベーションがアップします。
結果を出すことは勉強を継続していく意味でも大切なんですよね。
勉強の結果を確実に出していくためにはどうすれば良いのでしょうか?
多くの人がまず思いつくのは「勉強量を増やす」という方法です。
勉強する量を増やすことによって、問題を解ける量が多くなりテストの点数が上がるという考えなのでしょう。
確かに、勉強量を増やすことは成績アップを狙ううえで必要不可欠です。
しかしながら、勉強量とテストの結果が必ずしも比例するわけではないのもまた事実です。
たくさん勉強しているにもかかわらず点数の伸びが良くない人がいる一方、勉強量が多いとは言えない人が高得点を取っているケースはざらにあります。
結果を出していくためには、頭の良さや努力量とは別に「ある能力」が必要になってきます。
しかもこの能力を獲得することができれば、最速で結果を出すことができるようになります。
勉強の成果がすぐに出ます。魔法のようですね。
その能力とはいったい何なのか?解説していきましょう。
「真似る」ことの重要性
結果を速いスピードで出していくために必要な能力とは何か?
それは「素直さ」です。
物事に対して素直になれる人が、結果を最短で出すことができるんです。
誰かが自分にしてくれたアドバイスに対して「なるほど!」と受け入れること。
本やネットなどで得た情報を「よし!さっそくやってみよう」と行動に移すこと。
こういうことができる人は、そうでない人に比べ圧倒的に結果を出すスピードが速いです。
なぜなら、成功者や結果をすでに出している人がしている行動を、そのままそっくり真似ているからです。
スポーツを例に出しましょう。
AさんとBさんがいたとします。
Aさんは監督やコーチの言うことに素直に従い、「こうやると上手くいく」とアドバイスされたことをその通りに実践して練習しています。
一方Bさんは「自分には自分のやり方がある」と監督やコーチのアドバイスを聞き入れず、ひとり我流の方法で練習しています。
果たして、AさんとBさんではどちらのほうがスポーツの上達が早いでしょうか?
おそらくAさんのほうがはるかに上達が早そうですよね。
Bさんは我流で練習している分、間違ったトレーニングや無駄で遠回りな練習をたくさんやっている可能性があります。
対してAさんは、監督やコーチの言うことを素直に聞き入れているので間違った方向で練習してしまうのを避けることができます。
監督やコーチは、自分のこれまでの長い経験から「こうすればスポーツが上手くなる」という技術や練習法をたくさん知っています。
それをもとに出されたアドバイスを素直に聞き入れるということは、すなわち「スポーツが上手くなるルートを外れずに進んでいる」ということなのです。
そりゃ、結果を出せるのなんて当たり前ですよね。
すでに結果を出している人の言うことを素直に聞き入れる。
これってスポーツに限らず勉強でもビジネスでも、結果を出すためにはメチャメチャ大事なことなんです。
なぜなら成果を出している人の行動や考え方を「真似る」ことで、その人が体験した成功ルートをそのまま追うことができるからです。
そもそも何かを習得するための第一歩って「真似る」ところから始まるんですよね。
まだ言葉を喋ることができない赤ちゃんは、お父さんやお母さんの言葉を何回も聞いてそれを真似することで、言葉を発することができるようになります。
武道や芸能で良く用いられる言葉として「守・破・離」という考え方があります。
「守」まずは師匠の教えや型を守り、基本を確実に身につける。
「破」上達したら元の型から外れ、自分流にアレンジを加えて発展させる。
「離」さらに鍛錬を積み重ね、自己の流派を自分で築き上げる。
「守・破・離」に従うなら、自分のやり方を突き通す前にまず他人からの教えをきっちり守って真似をしていかないといけないのです。
これこそが短期間で結果を出す最も有効な方法なわけです。
僕の体験談
ちょっとだけ僕の話をします。
けっこう前の話になるんですけど、僕ってもともと性格ひねくれてた人間だったんですよ。笑
何をするにしても「オレはオレ流でやるんだ。周りの言うことなんて知るか。オレが一番正しいんだ」って思ってやってたんです。イヤなやつですよね。
結果はどうか。何もかも上手くいきませんでした。
やること全てが思い通りに行きません。何をするにしても失敗だらけでした。
それだけじゃありません。他人から「それ、間違ってるよ」ってアドバイスすら貰えなかったんです。
だってそうですよ。何を言ったって「いや違う。オレは合ってる。お前が間違ってるんだ」って言われるに決まってるから、わざわざアドバイスなんてしようと思いませんよね。
だから、いつまでたっても失敗ばかりしていました。
ところがある日、何を思ったのか「オレ、ちょっと素直になってみよう」って考えるようになりました。
まあたぶん、ずっと失敗ばかりしてたから「何かが違う」と自分なりに感じたんでしょうね。
なので、人から教えてもらったことをそのまま実行してみたんです。
どうなったか。
あっさりと上手くいくようになったんですよ。
今まで失敗して苦労してたのがウソのように、何事もスイスイと成功するようになったんです。
「なんでもっと早くから素直になっておかなかったんだ!」と後悔しました。それだけ、見違えるように結果が出ていったんです。
この時、「素直になる」ということがいかに大事か、身に染みて学ぶことができました。
意外と素直になれない僕たち
「はいはい、素直になるのが大事なのね」
このセッションを読んで、こう軽く受け流す人も少なくはないでしょう。
でも、みんな意外と「素直になる」ことってできていないんです。
勉強だと特にです。
みんなスポーツは割と真似をして言われた通りに練習するのに、勉強になるとなぜか途端にアドバイスを素直に聞き入れなくなるんですよね。
人って、自分が思っているよりも実は素直になれていないんですよ。
「自分には別のやり方があるはずだ」そう無意識で思いがちです。
あるいは「自分にはちょっと難しいな、、」とか「やれる気がしないな、、」と自分に言い訳して行動に移さないケースだってあります。
例えば僕が「平日は4時間、休日は8時間勉強しましょう」って言った時に、それを素直に実践する人は果たしてどのくらいいるでしょうか?
ハッキリ言って、平日に4時間休日に8時間勉強したら、東大京大だろうが医学部だろうが、自分の行きたい大学どこにでも行けるだけの力は必ず付きます。
そして、1日8時間勉強なんて非現実的な数字では全くありません。1日24時間あるんだから、8時間の勉強時間なんて簡単に確保できるんです。
でも、僕が「8時間勉強しましょう」なんて言っても、それだけ勉強しようと思う人なんてほとんどいませんよね?
「平日は部活もあるし、4時間はキツイな、、」とか「遊ぶ時間も欲しいし、8時間もやってられない、、」とか、なんだかんだ言い訳をつけて行動に移さない人ばかりでしょう。
人間は、いとも簡単に言い訳を思いついてしまう生き物なのです。
もちろん、人の言うことをそのまま鵜呑みにすることは違います。
人から言われたことを思考停止でそのまま受け入れることは、素直になるとはまた別の事です。
ただ、人からのアドバイスを「ちょっとやってみようかな」と行動に移せる人なんてほんの一握りなのです。
ほとんどの人は素直になれないのです。
そうやって、素直に行動している人とどんどん実力の差が開いていってしまいます。
僕は次のStepから「勉強法」について解説していきます。
あなたの成績をグーンとアップさせる勉強法を次回よりたくさん紹介していきます。
それを素直に真似て行動に移せる人はすぐに伸びていきますし、「こんなの効果あるのかよ」って素直になれず行動しない人は、いつまでたっても伸びることはありません。
僕はあなたに様々な勉強法を紹介することはできますが、実際にあなたの手を引っ張って行動させることはできません。
「僕の勉強法を実践して、成績をグングン伸ばしていってほしい」と思っていますが、あなたが素直に行動しないならば僕の思いは叶うことはありません。
すべてはあなた次第なのです。
あなたの気持ち次第で、これまでとは違う人間になれるか、それとも今までと変わらないままで終わるのかが決まります。
「ちょっとやってみよう」
この言葉をいつも頭に入れておきながら、次へ進んでいってください。
次のステップ ⇩⇩⇩