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ファーストステップは「何が分からないのかが分かる」こと。圧倒的に勉強ができる人になるための方法
初めに言っておきます。
これからの内容をすべて理解し、そのすべてを実践したとき、
あなたはもう普通の人じゃなくなります。ズバ抜けて勉強ができる人になれるんです。
そんなバカな。
そう思った人もいるかもしれません。そんな方法があるんだったら苦労していないよと。
ですがしかし、勉強には明確な「できるようになるコツ」が存在します。実は、そのコツを押さえるだけで勉強が劇的にできるようになるんです。
実際にそのコツを見つけ出してからは、僕の成績は跳ね上がりました。国立大学医学部を現役で合格した僕が言うんだから間違いないです。
ここで注意が一つ。
このセッションで紹介するやり方を「ただ真似るだけ」では、その効果は半減、いや1/10にまで減少してしまうでしょう。
最大限にあなたの成績を伸ばすためには、「なぜその方法が効果があるのか」の本質の部分からしっかりと理解しておく必要があります。
なぜ、あなたはいつまでも成績が伸びないのか
残酷なことに、学生の中には「ちゃんと勉強しているのに良い成績が取れない人」と「少ししか勉強していないのに良い成績が取れる人」がいます。
明らかに時間をかけて一生懸命勉強した人よりも、そこまで勉強してなさそうな人のほうがテストで良い点を取ってしまう事って結構ある。
ちゃんと勉強を頑張っている人からしたら「自分はきちんと頑張っているのになぜ?」ってなりますよね。
分かります。せっかく努力したのに、それに見合った成果が出ないというのは悲しいですよね。
でもここで、ふと立ち止まって考えてみてほしいんです。
「勉強ができるあの人は、いったい自分と何が違うのだろうか?」
勉強ができる人とそうでない人がいるのは、その人たちの間に「なんらかの差」があるからです。
あなたには無い「何か」があるからこそ、勉強ができるあの人は成果を出し続けられるということ。
じゃあ、その「何か」とは?
才能? 隠れた努力? 裏ワザ? いえいえ、実はどれも違います。
答えは「効率の良さ」です。
詳しく言うと「効率の良い勉強のやり方が分かっている」あるいは「より短時間でより多くの理解ができる」ということ。
彼らは効率の良い勉強ができるので、わざわざ多くの時間をかけなくてもよりスピーディーな理解ができる。
結果として短時間の勉強で良い成績が取れてしまうというワケです。
で、多くの人が勘違いしてしまうのがコレ。
「まあ、あの人はもともと頭が良いから、自分たちが苦労してやるような勉強もスイスイとこなしていくんだろうな~」
「効率が良い」、言い換えると「要領が良い」人は、脳のキャパシティーが違うから敵わないと感じてしまう。
実はこれが大きな間違いなんです!
彼らも自分も同じ人間。脳のつくりは変わらないし、キャパシティーだって変わりません。
なのに何かにつけて、僕たちは自分と違う人たちを見て「生まれつき頭が良いんだ」とかって言い訳しちゃう。
本当は初めからできる人なんていないのにです。
ただ、効率の違いはハッキリと表れている。これはどういうことなのでしょうか?
簡単なこと。頭が良いと言われてる人たちであっても、その効率の良さは「後から身につけた能力」に他ならないのです。
勉強ができる人たちは、他の人よりも少し早くから「効率的に勉強できるポイント」を掴むことができていただけということです。
言い換えれば、勉強の効率が良くはない人は「まだ効率的な勉強のやり方を発見できていない」ということ。
ポイントを押さえながら勉強できる人が、効率的な勉強ができており、いわゆる「頭の良い人」「勉強ができる人」と周りから思われているというワケなんです。
頭の良い人は、別に生まれつき脳のつくりが違うわけじゃない。ポイントが押さえられているから、勉強に対する「捉え方」が違うんです。
だとするならば、そのポイントを押さえさえすれば誰でも効率の高い勉強ができるということ。誰でも「勉強ができる人」へ大きく近づけるということです。
じゃあここであなたが知りたいのは、「そのポイントっていったい何なの?」って話ですよね?
勉強ができるポイント = 無駄な勉強をしない
勉強ができる人の「効率が良い」とはどういうことか?
それは決して「問題集をより短い時間で2周も3周もできる」とか「計算スピードや文章を読むスピードがめっちゃ速い」とかそういうことではないんですね。
確かに、彼らは計算が速いかもしれない。でもそれは全体を見た中でのほんの一部分にすぎないんですよ。いちばん大事なポイントじゃない。
彼らの「効率の良さ」の正体は何か?それは「無駄なことをしない」ということです。
「いかに意味の無い作業を減らせるか?」
「遠回りせず最短ルートで目標に達成するにはどうしたら良いのか?」
この考え方が、彼らの頭の中にはあるというわけ。
言ってしまえば「面倒くさがり」なわけです。なるべく手を動かさずして高い成果を得たいと思っているのです。
そもそも、勉強における「無駄」とは何か?
それは「自分のアタマを使わずにやっている勉強すべて」です。
「え?」って思ったかもしれません。「アタマを使ってない勉強なんてあるの?」
でも実は、驚くほどにみんな無駄な勉強ばかりしているんですよ。
・先生が黒板に書いたことを頑張ってノートに写す
・問題集の分からない問題は、答え見て赤ペンで直す
・「ここテストに出ます」と言われたところを丸暗記する
ハッキリ言いましょう。これ全部ムダです。
これはほんとにゴメンナサイ、、、
あなたの頑張りを否定するつもりは全くないんです。ただ、実はこれ、勉強ができる人からしたら意味がない事なんですよ。
勘違いしてほしくないのは、「ノートをとるのはダメ」とか「問題集を解くのはダメ」とかって言っているわけではないということ。
ノートも問題集も、勉強をするうえではメチャメチャ大事。効率的な勉強をするためにはノートや問題集は必要不可欠です。
問題なのは「取り組み方」。
すなわち「アタマを使わずに手だけ動かしている」ことがダメなんですね。
ノートに写す時に、ちゃんと黒板に書かれている内容を理解しながら写してますか?
問題集をやる時に、自分の分かっていないところを確認しながら進めてますか?
そういったことを丁寧にアタマで考えていかない限り、いくら頑張ってもその苦労は水の泡になってしまうんです。
そういった無駄なことは勉強ができる人はしない。
「ノートをとらない」「問題集をしない」というわけではなくて、「何も考えずにノートはとらない」し、「思考停止で問題集を解かない」ことを実践している。
無駄なことはいっさい排除し、有効なやり方で必要なことだけやっていく。
だから彼らは必要最小限の努力で高い成果が出せるというわけなんですね。
勉強を効率化するために「勉強の本質」を見抜く
さて、勉強するうえでの「効率が良い」とはどういうことか、これで分かりました。
さらに話を進めていきます。
効率的に勉強するには「無駄をなくすこと」でした。
でも実際、どんな勉強がムダでどんな勉強がムダじゃないか、それってよく分からないですよね?
これを見分けるために必要になってくる考え方が「自分は今、本質的な勉強ができているか?」というもの。
無駄をなくして効率を高めるために、本質を考えることがめっちゃ大切なんです。
なぜなら、本質っていうのはすなわち「物事のもっとも中心の部分」だから。
他の周りの要らないものを取り除いて、いちばん大事なこと(←本質)にのみ意識を向けることが、効率を高める秘訣なんですよね。
では勉強の本質とは何でしょうか?
それは、「分からない」を「分かる」に変えること。
僕たちは知らないことを知るために授業を受けているわけだし、理解できなかった物事が理解できるようになったからテストで問題が解けるわけですよね。
すなわち、「本質的な勉強ができているか?」とは「『今まで分からなかったソレ』を理解するための勉強ができているか?」ということなんです。
勉強の本質とは、分からなかったことが分かるようになるということ。
だとするならば、あなたが勉強を始めるうえで最初に始めなければいけないのは「自分は何が分かっていないのか?」を見つけることなんです。
「分からない」を「分かる」に変えるためには、まずその「分からない」部分を明確にしなければいけない。
なぜなら、「何が分からないのか」が分からなければ、「何を分かるようにしたら良いか」も分からないから。
授業をするにしても、問題集をするにしても、「自分はどこまで理解できているかな?」「どこから分からなくなっているのかな?」コレを意識していくことが超重要なんですね。
自分の分からないところが見つかれば、後はそれを「分かる」に変えるだけ。
これこそが、本質的な勉強をするということなんです。
ここでやっとタイトルに戻れます。「勉強のファーストステップは『何が分からないのかが分かる』こと」
圧倒的に勉強ができるようになるには? → 効率的に勉強すること
効率的に勉強するには? → 本質的でムダのない勉強をすること
本質的な勉強とは? → 「分からない」を「分かる」に変える勉強
そのためには? → 自分の「分からない」を見つけること
結論! 自分の「分からない部分」を探りながら勉強していけば、圧倒的に勉強ができる人になれるのです!!
「え、たったコレだけ!?」と思う人もいるでしょう。
そうです。コレだけなんです。
意外とみんな「自分には何が理解できていないか」を意識せずに勉強している場合が多い。
「とりあえず授業受けとけばいいや」「とりあえず問題集解いてればいいや」
積極的にアタマを使えていないから、効率の良い勉強ができていないんですよね。
勉強ができる人はこれをコツコツやっています。
彼らにとって、「何時間勉強したか?」も「どれだけたくさん問題集を解いたか?」も「どれだけ頑張ったか?」も関係ない。
「いかに自分の中の『分からない』を減らして『分かる』の量を増やすか」
これを丁寧に実行しているからこそ、彼らは短時間の勉強で良い成績がとれているんです。
テスト、問題集はこのためにある
というわけで、これで終わりで~す。おつかれさまでしたー✋
とはなりませんよ(笑)
ここからが本番。「自分の分からない部分を見つけ出すには、具体的に何をすれば良いのか?」
ここで出てくるのが「テスト」であり「問題集」であり「授業内の小テスト」なわけです。
これらは自分の分かっている部分、分かっていない部分を「〇と✖」ですごく分かりやすく示してくれているんですよね。
返却されたテスト。ひと通り解いた問題集。
これを見れば一発です。間違えた箇所に目を向ければ「自分の分かっていなかったところ」が自動的に見えてくる。
問題集は「テストで良い点とる実力をつけるため」、テストは「その実力がどれくらいのものなのか確かめるため」のものって捉えがちだと思うんですよね。
それも間違いではないけど、もう一つ、「自分の分からない部分を見つけるため」っていう視点を持ってほしいんです。
テストや問題集は「分からないところを簡単に見つけ出してくれるツール」なのです。
テストの受け方、問題集の解き方については今後のセッションで詳しく解説していきます。
結論、テスト後の復習や問題集の見直しは、ぜっったいにサボったりしないでください。
成長を実感できれば、勉強が楽しくなる
まとめです。
・圧倒的に勉強ができる人は、本質を突いた勉強をしているから効率が高い
・「何が分からないのかを発見する」ことで、勉強の効率はグーンと上がる
・そのために、テストと問題集は「『分からない』を『分かる』に変える」意識で取り組む
冒頭で僕は「この内容をすべて理解し、そのすべてを実践したとき、あなたは圧倒的に勉強ができる人になる」と言いました。
間違いなく、僕の今回紹介した勉強法を実践すれば、マジで勉強ができる人になれます。
でも、ここに書かれている事って、簡単なようで奥が深い。
だから1回読んだだけで「全て理解できた」なんて思わないでほしいんです。
何回もこのセッションを読んで、書かれた通りに実際にやってみて、行き詰まったらもう一回このセッションを読み直して、改めて実践してみて・・・
そのプロセスを経ながら、「あ、そういうことだったんだ!」とこのセッションで本当に言いたかったことを理解していってほしいなと思います。
もしかすると、この勉強法を実践したにもかかわらず、すぐには結果が出ないこともあるかもしれません。
でもそんな時でも、決して落ち込まないでくださいね。
まだ結果として表れていないだけで、見えない部分であなたは確実に成長しています。
時間がたつにつれて、あなたの努力は必ず芽を出し始めます。それはやがて大きな成果となるはず。
常に自分の成長を感じながら勉強を進めていってください。成長を実感できれば、つらい時も苦しい時もちゃんと乗り越えられます。
困難を越えた先に、あなたの見たかった景色が見えるはずですよ。
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