見出し画像

塩田武士(著)『存在のすべてを』|読書と運動の両立を可能にするオーディオブックのメリット

塩田武士(著)『存在のすべてを』という小説を、オーディオブックで聴き進めています。
全18時間58分のうち、16時間15分まで聴き進んできました。
いよいよ、クライマックスに近づいている予感がします。

平成3年に発生した未解決誘拐事件の謎を、30年後に解き明かしていくというストーリーは、聴き応えがあります。

前半は場面の切り替わりが激しく、年月が事件前まで戻ることがり、時系列が混乱していました。
また、登場人物が多く、人の名前を覚えるのが苦手な私には、オーディオブックで聴くのは少し難しく感じました。

「このシーン、必要なのか?」「本当に、ストーリーに関係あるのか?」といった疑問を抱きながら、前半は聴き進めました。

しかし、後半になっていくにつれ、前半のシーンや登場人物がどんどん繋がっていくのです。
小説を読んでいて(聴いていて)、今が一番面白いところです。
このときのために、長い小説を読んできた(聴いてきた)のです。

紙の本で、じっくりと読みたかったという気持ちがあるのは確かです。
しかし、人間には1日24時間という、限られた時間しかありません。
睡眠時間と会社に拘束されている時間を除くと、9〜10時間ほどしか残されていないのです。
その時間も、すべて読書に費やすわけにはいきません。
そう考えると、本を耳で聴く時間はとても貴重です。

最近、会社のお昼休みに、健康のために運動を始めました。ストレッチとスクワット、倉庫の3階まで歩いての往復、その後ゴルフクラブの素振りです。
全て、オーディオブックを聴きながらできる運動ばかりです。
読書を楽しみながら健康になれるのは、メリットしかありません。

これからも時間を有効に使って、読書の幅を広げ、そして深めていきたいです。
先ずは、『存在のすべてを』のクライマックスを、存分に楽しみます。

いいなと思ったら応援しよう!