
原宏一著『女神めし(佳代のキッチン2)』|第三話:ミンガラーバー!(千葉県船橋市)
原宏一著『女神めし(佳代のキッチン2)』を読み進めており、現在、第三話「ミンガラーバー!」を読み終えところです。
第一話の舞台であった富山県氷見市から日本列島を横断し、第二話は静岡県下田市に、そして第三話の舞台は千葉県船橋市です。
この日本各地を巡る展開が、本作の魅力のひとつです。
第三話の主な登場人物は、ミャンマー人の留学生と、船橋漁港の傍で水産物直売店を経営している夫婦。
タイトルの「ミンガラーバー」は
ミャンマー語の挨拶で、意味は「おはよう」「こんにちわ」「こんばんわ」と、どの時間帯でも使える便利な言葉です。
ミャンマーではこの一言で、一日中挨拶ができるのが特徴的です。
ミャンマーは、インドシナ半島の西部にあります。
インドシナ半島には、東からベトナム、ラオス、カンボジア、タイ、ミャンマーの順に国があり、その国境は複雑に絡まり合っています。
また、ミャンマーの西隣はインドであり、バングラディッシュともなっており、Googleマップで確認すると、このあたりの国境も、複雑に入り組んでいることがわかります。
ミャンマーの代表的な家庭料理に「モヒンガ」という食べ物があります。
見出し画像がその食べ物です。
第三章では、この「モヒンガ」を巡る物語が展開されます。
普段はミャンマーという国や、ミャンマー人、それにミャンマーの食べ物についてあまり考えたことはありませんでしたが、この章を読んでミャンマーという国について興味が湧きました。「モヒンガ」は是非一度を食べてみたくなりました。
『女神めし(佳代のキッチン2)』は、いろんな料理とその食材について学ぶことができます。
読んでいるとお腹が空いてくるので、ダイエット中の方は要注意です。