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【読書】井原忠政(著)『三河雑兵心得・砦番仁義」を読み始める|「信康切腹事件」をどう描くのか?
『三河雑兵心得シリーズ』の5巻目となる、井原忠政(著)『三河雑兵心得・砦番仁義』を、読み始めています。
目次を見ると『信康という男』という章があります。
これはもう間違いなく、「松平信康切腹事件」のことで間違いないでしょう。
松平信康は、徳川家康の嫡男です。
当然、後継ぎとして大事に育てられていた訳です。それが当時、絶対的な勢力を手にしていた織田信長から言いがかり?を付けられて、21歳の若さで切腹させられました。
そして信康だけでなく、正妻の築山殿まで、自害させられたのです。
(ドラマなんかでみていると、女性の場合は切腹ではなく、自分で首を切ったようです)
後の徳川家康の人生を、大きく変えた事件と言われています。
前巻の『弓組寄騎仁義』では、「長篠の戦い」で、織田・徳川軍が圧勝しました。そしていよいよこれから、武田家を追い込んでいきます。
「長篠の戦い」から「本能寺の変」までの7年間、徳川家には様々な事件が起こりますが、「松平信康切腹事件」は、その中でも最大規模の事件となりました。
『砦番仁義』では、この「松平信康切腹事件」が、どのように描かれているのか、読み進めるのが楽しみです。