ID-POS検定を受けてみた!
改めまして、せーひろです。
普段は小売DXのベンチャー企業で従事しており、
FMCGやD2Cのお客様向けのOMO支援について考えています。
今年の9月に取得したID-POS検定について、お話したいと思います。
ID-POS検定とは
ID-POS検定とは流通経済研究所が提供する資格のことで、ID-POSに関わる知識・スキルを第三者機関が客観的に示すものとなっています。
そもそもID-POSとは、顧客に紐づく購買データになります。
POSデータとの違いは、「誰が」の部分が分かることです。
「誰が」が分かることで、どういった購買行動がある人に対して、どういうアプローチをすれば良いのか、一段階解像度が高まった形で取り組むことが出来ます。
試験は年に2回ほど行われており、WEB上でのテスト形式となっています。
選択式の問題で、計算式も含まれ、25問/60分の内容となっております。
何をやったのか
やったことについては大きく2つです。
①テキストを読み込む
以下のテキストが販売されていたので購入し、読み込みました。
1周辺りでの内容の理解が浅かったため、3周ほど読み解きました。
https://www.amazon.co.jp/dp/4910913025
②メンバー同士で質問を出し合う
検定を受けるメンバーが複数人いたので、章ごとに分けて
質問を出し合い、回答と補足を行っておりました。
こちらに関しては各章で1回ずつ行う形で取り組みました。
上記の内容で、検定に向けて準備を進めました。
個人の学習時間はトータルで9時間~10時間ほどでした。
※日々の業務でID-POSに触れる機会があるので、
前提知識は多少あったところからスタートしております。
取得してみた所感
7割以上が合格と言われる中で、無事に取得することが出来ました。
特に日々の業務の中にも関わってくることですが、ID-POSとPOSのデータの考え方や役割、各企業のデータがどのような特徴を持っているのかなどの基本知識、期間併買の考え方、計算方法などを改めて学ぶことが出来ました。
この資格を取ったから〇〇というよりは、
しっかりと基礎基本が分かっている証明にはなるかと思います。
世の中にはあらゆるデータがありますが、ことID-POSデータという範囲において、購買データを扱い際には持っておいて損はないものだと思います。
ID-POSデータでデータの深掘り(縦の範囲)は出来ますが、
網羅性(横の範囲)には弱かったり、ここから読み解く際には
仮説や解釈などの幅も重要だったりするため、思考としての力も身につける必要があります。
データ+αの価値が、より一層重要になってくるため、
磨いていきたいと思います。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?