劇団ノーミーツ『むこうのくに』 観劇ど素人の素直な感想
稽古から上映まで一度も会わずに活動するフルリモート劇団、「劇団ノーミーツ」。
コロナ下で生まれた新しいエンターテイメントをどうしても見たくて、滑り込みで最終公演のチケットを買った。
最後に観劇したのは、小学校の文化鑑賞会。
全くの観劇初心者が、ど素人視点で感想を書く。
劇団ノーミーツ
第二回長編公演『むこうのくに』
簡単にストーリーを言うと、
主人公の唯一の友達であるAIがいなくなってしまい、仮想空間に探しにいく。
手がかりを探す中で、主人公には友達ができ、
独りではないと気づいていく。
(※もっと深いストーリーの考察は
「劇団ノーミーツ むこうのくに 考察」などで検索してね★)
背景のクオリティの高さ
観劇URLを開いて真っ先に驚いたのが、
背景のクオリティの高さ。
ZOOMの通話画面のように、顔の映像のみで演技すると思っていた。(こんな感じ)
そして観劇URLを開いてあらびっくり!
(劇団ノーミーツー公式Twitterより画像拝借)
なんて可愛いバーチャル背景!
初っ端からワクワク(^^)
場面が変わるごとにバーチャル背景も変わり、
すべてクオリティが高く画面に引き込まれた。
登場人物が魅力的
1番印象に残ったのは、メガネちゃん!
(上の画像の子)
テンションMAXでユーモアに溢れたMCが面白かったし、なにより可愛かった。
終演後、即座にTwitterをフォローした。
また、ピコ役とバトラー役の方の掛け合いが息ぴったりで面白かった。
お二人とも声が魅力的だった…。
感情移入はできなかった
ここからは「うーん…」と思ったことを書く。
正直に言うと、登場人物たちへ感情移入は出来なかった。
スマホの画面で観劇したため、没入感がなかったのかもしれない。(iPadほしい)
もしくは、ストーリーが自分には合わなかったのかもしれない。
他視聴者のチャットを見て、
「あれ…今泣くシーンだったの!?」
ということが何度かあった。
チャットには「やばい涙出てきた…」とのコメントもあったので、感情が追いつかなかったのは私だけだったのかな…。
正直に言うと(2度目)、140分は長く感じた。
スマホで見るなら30〜45分くらいが限界かもしれない。
個人的には、もっとコメディ要素が多いと嬉しかった。
投票機能
視聴画面に投票機能がついていて、演者からの質問に顔文字ボタンで反応することができた。
作品に「参加」している気分を味わうためにあるのかなと思ったが、「煩わしいなぁ…」とも感じた。
将来的に、投票によって展開が変わるようにする実験かな?それだったらすごく楽しみ!
おわりに
(さんざん好き勝手書いたが)
様々な制限がある中で、アイデアを振り絞り、
一度も会わずに公演を成功させた「劇団ノーミーツー」は本当にすごい。
無理だと思っていることでも、
アイデア次第で現状は変えられるんだと勇気をもらった。
第一回公演『門外不出モラトリアム』も観たかった。