人のいない町

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場所・舞台、田舎町 登場人物、人外の化け物 登場アイテム、人形
登場エネミー、4P前半=マレモン(P126) 目的、人・物探し

ここはとある田舎町
君たちはとある人物を捜すためにこの田舎町に来た

田舎町について
「螺合雨」と言う変わった名前の町
人口わずか20人足らずの小規模な町
それでも村ではなく「町」なのはかつて4000人を超える大きな町だったためである

捜索する人物について
「奉賀コウノ」年齢21歳
大学の研究で「螺合雨」を調べている途中に行方知れずとなる
ゼミにも来ておらず、実家にも連絡がない
様々な連絡手段を試みたが一切音沙汰なし
唯一GPS昨日で「螺合雨」にいることだけがわかっている

捜索パート
「螺合雨」には朽ちた小屋と民家が数件、さらに派出所と図書館がある
しかし、過疎化が進んでいるのか無人であることが多い
ここで目星判定
・目星成功
何処の建物にも木彫りの人形が添えられている
大きさはマネキンぐらいの物
壁にもたれかかっていたり、何かの動作をしていたりとポーズは様々
・目星失敗
人形と視線が合ってしまう
何かを訴えるような人形の目はキミに得体のしれない恐怖感を与えるだろう
SANC、1/1d5

朽ちた小屋
鍬を持った人形が柱にもたれかかっている
数年誰も出入りをしていないのか小屋は荒れ果てている
ここで追跡判定
・追跡判定成功
何かを引きずったような跡を発見する
跡をよく見ると血痕であり、それが行き先を示しているようだ
その先はもたれかかった人形で途絶えている
・追跡判定失敗
何かが小屋を徘徊した後を発見する
しかし、それがどこへ向かったのかはわからない
それが君たちの心に恐怖として影を落とすだろう
SANC、1/1d2

図書館
町にある図書館、職員はおらず基本誰でも自由に出入りできる
図書館判定で調べ物をすることが可能

・判定成功
「螺合の神」
回転する神、神の樹液は人を人形に変える
逃れる方法は神の地から離れること
逃げなさい、神は逃れる民を追うことはない

・判定失敗
再度チャレンジするためには一度別の場所に訪れる必要がある
このとき1日経過させること

・派出所
枯れ木のような警察官が1人茶を飲みながら暇を持て余している
説得及び信用
・判定成功
「若いの、悪いことは言わん。早いことこの地から離れたほうがいい」
「離れなければ、一生この町から出ることはできんからの」
「じゃが…一度来た来客をここの大勢の住人が大人しく帰してくれるかどうか…」

・判定失敗
「…そうか、人探しと…」
「じゃが、それは徒労と言うものじゃ」
「きっとこの町を気に入ったんじゃろ」
「たくさんの住人がその者を手厚く歓迎しているはずじゃ」
一瞬老人の姿が枯れ木のような人形に見える
その姿は人とは思えず、本能的な恐怖を感じてしまった
SANC、2/1d8+1

民家
この町にある民家
数は多いが人が住んでいる気配は全く感じられず空き家となっている場所が多い
ここでナビゲート判定
・判定成功
この螺合雨の中心部に行くほど空き家が多い
さらに空き家の数に比例して人形の数が多くなっている

・判定失敗
螺合雨の町を歩き回っていると突然目まいが起きる
まるで空が大きく回転しているよう
空の太陽が赤々と輝きグルグルグルグルと円を描いている
その軌跡に君の心は乱れていくのだ
SANC、1/1d2

・ここまでで2か所以上の判定に成功しているとフラグ
追跡判定により「奉賀コウノ」の所持品を発見することができるようになる
・判定成功
「奉賀コウノ」のスマホを発見する
スマホには枯れ枝が絡みついており、木に引っかかっている状態で発見された
これにより以降「奉賀コウノのスマホ」を調べることができるようになる

・判定失敗
突然、空から枝が落ちてくる
それは暗に彼を捜すなと町が言っているようだった
見えないものからの警告により君たちは少し怖気づいてしまう
SANC、1/2
再び追跡判定をするためにはもう一か所で判定に成功しなければならない

・「奉賀コウノのスマホ」を調べる
判定なしで調べることが可能
スマホのロック画面が螺合雨の民家の物になっている
恐らく土壇場で撮影したのだろうか手ぶれがひどい
もし、ここまでで「民家」を1度でも捜索していれば辿り着くことができる
捜索したことがなければ「ナビゲート」もしくは「追跡」の判定に成功する必要がある
失敗した場合1日が経過してしまう

・スマホに写った民家
民家は空き家で中には誰もいない
人形がチラホラと見えるだけだ
ここで目星、聞き耳、追跡のいずれかの判定

・判定成功
床下に地下に続く階段を発見する

・判定失敗
人形がいつの間にか増えた気がする…
(次の戦闘で出現する化木人の数が1増える)

・民家の地下
手を縛られた「奉賀コウノ」を発見
しかし、足がまるで木の根のように変質してしまっている
幸い意識ははっきりしているが、ここまでで4日以上経過している場合、化木人となって襲い掛かってくる

彼を救い出そうとすると周りの人形が一斉に動き出す
戦闘になった場合4体の化木人が襲い掛かってくる
逃げる場合はDEX×3に成功する必要がある

・町からの脱出
化木人の魔の手から逃れ民家から抜け出したのち、
町中の人形が一斉に動き出す
既に戦ってどうにかなるものではないと伝えてあげよう
町から離れた場合「奉賀コウノ」の化木人化は止まり、人形たちも追ってはこれない
逃げ出すためには以下の案があるがPLが何か良さげなアイディアを思いついたらソレを採用してもよい

・走って逃げる
DEX×3に3回成功した者から脱出できる
コウノを連れている場合はDEX×2に3回成功する必要がある
・自動車で逃げる
化木人たちが玉砕覚悟で止めに来る
運転に3回成功すれば脱出できる
・説得、言いくるめでなんとか…
一応コイツらは元人間なんで辛うじて話は通じる
それぞれの技能-30%に成功すれば戦闘を避けることが可能だ
ただし「赤い回転流の神」に面会しなければならない
それに耐えられれば無事町から脱出することができる

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