資格取得 ⑦溶接監理技術者1級
本記事は2020.11.7別ブログ(閉鎖)に掲載していた記事です
かなりマニアックな資格です。機械・建築系、特に建設工事の監督が取得する資格です。
選択問題と記述問題があり、難易度高いです。
溶接の知識はもちろんですが、機械材料・材料力学の知識も求められます。また、ここで記載している期間や勉強法は、”資格取得”に特化してます。「その領域の知識を深める」の類ではありませんので、ご了解願います。
概要
エネルギー管理士同様、認定講習で資格取得できるようですが省略します。
受験資格
あり(実務経験年数が必要です)
例:理工系大学・大学院卒の場合、1級を受験するためには実務経験2年必要
試験概要
試験日程: 年2回(6~7月と11~12月頃)
試験会場: 全国6都市(口頭試験は東京・大阪)
試験形態: 筆記試験(選択+記述)と口頭試験※
※口頭試験は日本溶接協会の研修会出席・修了で免除可試験時間: 2時間30分(筆記試験)
試験問題: 20問
資格取得に要した期間と勉強法(経験談)
<注意>
あくまで筆者が要した期間と勉強法です。万人に当てはまる訳ではないので、参考まで。
資格取得に要した期間: 2ヶ月
勉強法: 過去問と演習問題を繰り返し実施
私は上述の研修会配布された演習問題と過去問題集をやりました。
テキスト
楽天:
溶接・接合技術総論 [ 溶接学会 ]
Amazon:溶接・接合技術総論(価格がおかしいです。楽天側の価格が正です)
過去問
楽天:
特別級・1級筆記試験問題と解答例(2020年度版実題集) JIS Z 3410(ISO 14731)/WES 2015年秋〜2019年春実施分 [ 産報出版 ]
Amazon:
特別級・1級 筆記試験問題と解答例〈2020年度版実題集〉2015年秋~2019年春実施分?JIS Z 3410(ISO14731)/WES8103
この資格自体が超マニアックなので上記以外には問題集はありません。他に溶接全般でおススメのテキストは
溶接・接合技術入門新版改訂 [ 溶接学会 ]
溶接・接合技術概論
でしょうか。いずれも同じ出版社のもので信頼できるものだと思います。
試験の特徴として
・傾向は似ているが、ほぼ同じ問題という訳ではない
・記述があるので正しく覚えておく必要がある。(誤字・脱字も無いように)
・図を描かせる問題が毎年最低1問以上問われる
ので、正しい内容・数値を覚えておく必要があります。
とはいえ、やっぱり基本は過去問を解きながら実践して理解していくのが早いと思います。
やっぱり、過去問/類似問をやってないと合格できないということです。
下記URLに過去からの合格率が掲載されています。2019年度で合格率:約24%です。
http://www.jwes.or.jp/jp/shi_ki/ninsyou/pdf/2020sankou.pdf
「この資格取得して何になるの?」ですが、
・溶接関連業務を行う/管理する上での必要な知識
を習得するためのものだと思います。
この資格を持ってないとダメということはありませんが、本資格に合格するぐらいの知識を持ってないと、実際の業務で付いていけない場面が出ることが懸念されます。
資格を取るのは、この知識を得て自分のものにするための手段の一つです。
この試験、何がキツイって"合格基準点が70%以上"と"科目合格が無く一発試験"ということです。
エネルギー管理士や公害防止管理者のような科目合格がある試験と違い、落ちると来年またふりだしからなので、2~3年計画が使えないんです。
だから絶対に落ちたくないんです。やるからには性根入れて勉強しましょう。
以上
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