日本記録保持者と一般人が張り合う方法
本記事は2021.4.4別ブログ(閉鎖)に投稿した記事です。
以前、運動方程式(F=ma)の身近な事例を紹介しました。今回はその第2弾のようなものです。表題の通り、日本記録保持者と一般人が張り合う方法を紹介しつつ、日常の仕事に置き換えてみたいと思います。
100m走を例に説明します。
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日本記録は約10秒(9秒台出てますが小数点が細かくなるので整数でいきます)、一般人を15秒とします。この二人が同じようにスタートし、ゴールした場合、5秒の差が出ます。圧倒的に日本記録保持者の勝ちです。スタートは初速度V0=0で同じですが、ゴールした際の速度は違います。これが5秒の差に繋がってます。
では一般人が日本記録保持者に追いつくにはどうすればいいでしょうか?
ここでは「日本記録保持者並みの実力をつける」といった能力アップは除外します…これをすぐにできるなら苦労しない
答えはこちら↓
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結論
100mではなく、10秒でゴールできる距離で勝負する
クラウチングスタート(初速度=0)ではなく、助走距離を取って加速スタートで勝負する
というものです。
「いやいや、フェアじゃないじゃないか?」と言われそうですね。これは公式の、ルールに則った試合なら間違いなく×です。
ここで言いたいのは『日本記録保持者と一般人が張り合う方法』を例にして、日常の仕事に置き換えてみることです。目的が定められた期限内でのゴールへの到達なら、途中から走ろうが、加速スタートしようがそれは手段の違いであって目的が達成できればいいんじゃないでしょうか。大きく2つの方法を紹介しましたが、考察すると以下の通り(順不同のところあります)
距離を短くするのと加速スタートをする場合を比較した時、その差も違いあり
前者は56m短くしなければならない
後者は18m長くすればよい
前者は半分以上走ってない(=半分未満の仕事量しかしてない/できない)
これでは理解・経験値が貯まらない。当初の思想・方針も分からない
引継ぎの仕事が正にこれ。だから私は引継ぎ仕事は嫌いです
一方で後者は助走距離も短く、全範囲を通して理解・経験できる
その上で定められた期限内でゴールに到達できる
これを一言で言うと、”すぐやる・今やる”の重要性を説いている
私は後者の方が性に合ってます
「ウサギとカメ」にも通じるところがある・・・人が休んでいる時にやる
常に臨戦態勢を整えておき、アンテナを張って、すぐ動く・継続して動く
とはいえ、前者も大事。無駄を省く・最短ルートで行く等、適用すべき
要は目的を見失わないこと。手段が目的化しないこと
今回はこれまで。100m走での日本記録保持者と一般人との例を書きました。これは、
会社でトップを走り続ける人/目標としている人/憧れの人 vs 自分
に置き換えられると思います。
「同じことをやっていても追いつかないなら、追いつくために自分に何ができるか?」
自問自答し、できることからやることが追いつくための第一歩だと思います。
以上