まちライブラリーZiba ~おすすめ本のご紹介~Vol.5
『絶対に行けない世界の非公開区域99
ガザの地下トンネルから女王の寝室まで』
ダニエル・スミス (著)
ナショナル ジオグラフィック (編集)
小野 智子/ 片山 美佳子 (翻訳)
この本を開いたのは、エリア51が載っていたから。
宇宙人も運び込まれた、と噂されたネバダ州の砂漠にあるアメリカ空軍の
施設、エリア51
18番格納庫の存在も図解で説明されているものの米軍の機密事項がぎっしりと詰まっている完全非公開エリア。
存在さえ隠されるというニューメキシコのダルシー基地
「死体農場」とも呼ばれるテキサス州の法医人類学研究施設
アトランタの「コカ・コーラのレシピ保管庫」
世界で一番愛される飲み物には、壮大なミステリーが。
9.11のテロの標的にもなったペンタゴン。
17歳の時、まだ改修前のペンタゴンを見に行った。
直前にレーガン大統領が銃撃された現場を通って。
その時は何もない廊下を歩いた記憶しかない。
「何もない」のではなく、「何も見せてもらえなかった」
と気づいたのは何年も経ってから。
世界中の通信を監視・傍受して軍の機密とするイギリス、チェルトナムのGCHQ(ドーナッツ)
元の組織はGCCS、エニグマやロレンツ、といったドイツの暗号を解読もしていたという。
ルパンも狙いそうなロンドン塔ジュエルハウス。
王室儀式用の宝石たちが眠っている。
さらにパリに存在するといわれるウィルデンスタイン美術品コレクション
所在地すら不明だが、個人のコレクションとしては世界最高。
詳細すらわからない。
LHC(大型ハドロン衝突型加速器)
粒子加速器では世界最大規模で陽子を光速に近いスピードで衝突させる
想像しただけでも気が遠くなる、宇宙規模の装置。
ベルリンにあるといわれるヒトラーの地下壕。
ローマのバチカンの機密文書館。
エジプト、ガザの密輸トンネル。
飽くなき探求心・懐疑心・好奇心をくすぐられてやまない
255ページのミステリーツアー。
それでも私たちは、そのひとつさえ、目にする機会はないのだ。
ー世界は秘密が多すぎるー
※ 絶対に見られない世界の秘宝99 (NATIONAL GEOGRAPHIC)
と併せて読みたい一冊です。
※ 書影は「版元ドットコム」からです。
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