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新しい世界を見る方法

こんにちは。

今日は新しい世界を見るにはどうしたらよいのか?というお話。

世界を広げる方法は複数ある

まず思いつくのは、今まで触れていない世界に出てみるという方法。例えば海外に行ってみると、今まで見たことない食べ物や触れたことのない価値観に出会う。これはいわば「横」への拡張によって、新しい世界に触れるという方法だろう。

今日はこれとは別に、「解像度」という別の方法の話をしてみたい。


「俺も"Roboto"好きなんだよね。気が合うね!」

これは、先日、うちの会社での会話。RobotoやらAxisやら、、何やら聞いたことのない言葉で盛り上がっていて、私一人ぽつん、、、と意味わからず。

これは文字のフォントの話でした。デザイン界隈の方々では割と使われる言葉のようです。ロゴの話をしていたので、いくつかのフォントで同じ文字を打ってみる。確かに、並べてみると微妙に違う。Sのカーブの具合や、Aの横棒のバランス、Mの縦線の開きぐらい。

本当に微妙な違い。でも、その道の人からすれば大きな違い。これがプロの世界というものなのでしょう。


解像度の高い眼鏡をかける

「これだけこだわってデザインするとなると、街中にあふれる数々の文字も気になることあるんじゃない?」と質問するとやはり「YES」との答え。そう、彼らは私たちが何気なく流している日々の風景、目に映るロゴや文字列の微細な点が、図らずも気になるとのこと。

「このフォントの選び方、秀逸!!」

「この文字バランス、なんだかちぐはぐで気持ちが悪いなぁ」

きっと目に見える景色は同じ。でもそこから感じ取るメッセージと意味合いが、その世界を深く知っていればいるほど、多く深いのかもしれません。

それは正に、解像度の高い眼鏡をかけることによって、今までと同じ世界を見ながら新しい世界を見ているかのよう。

意識を向けると表現が豊かになる

昔聞いたのだが、エスキモーが雪を表す表現を日本語より沢山持ち合わせているそうだ。日本語で言うと、雨を表す表現はとても繊細だ。それは古くから日本人が雨の降り方、季節に応じて大事に大事に時間を積み重ねてきた結果に他ならない。

同じ雨でもその意味を微細に表現し伝えることによって、雨という現象一つ取ってみても新たな世界観を作り上げることができるのだ。

今までと同じ日常にいながら、新しい世界を見る方法もあるね、というお話でした。


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