「メジナ 釣り」釣り人社
先日、釣り人社の「メジナ 釣り」という本を読みました。40年ほど前の古い本です。
相変わらず、磯の活気が凄いですね。下の写真、地磯じゃないですよ。銭洲です!
この時代は、マキエの蒔き方も豪快です。竿を出す前に、まず5kgまけ、だそうで。3kg板で約2枚ですね、いきなり。
昔はオキアミも安かったのかもしれませんね。燃料代も安かったでしょうし。この時期は政府も次世代のタンパク源確保を期待して、オキアミ漁に多額の補助金を投入してたものの、取れたオキアミの大部分は釣りエサにしかならなかったらしいですし。
一人で竿を出すなら、持ってくオキアミは20kgが目安出そうで。3kg板で約7枚ですね。
そして寒の時期には大型の魚がバンバン釣れたらしいです。
2〜3キロって…。雲見の愛海丸のレコードが、22年前にでた52cm/2.6kgですよ!?この時代は、行けばそんなの1日で数十尾は釣れたそうです。
2kgくらいだと「そんなに大きくない」だそうです。
メジナ 釣りをする人が目標にするランカーサイズがとりあえず40オーバーだと思いますが、40オーバーでも1kgちょいくらいですからね。
ノッコミの時期の産卵前の魚を釣りまくって、それでも1年に1%しか魚が減らないとしても、複利計算で40年後には33%減りますからね。
大型のヤツから真っ先にいなくなりますよね。
先人たちよ、なんでボクたち未来人にも魚を残して置いてくれなかったんだー!と叫びたい。
「石狩挽歌」を歌いたくなりますね。みなさん一度は聞いたことがあるハズ。あの歌ですよ。
全盛期にはニシン御殿が立ち並んだ北海道小樽。やがて漁獲量は激減し、ニシン漁の賑わいは過去のものとなっていきます。その悲しみを歌った歌です。
海猫が鳴くから ニシンが来ると
赤い筒袖の ヤン衆がさわぐ
〜
あれからニシンは どこへ行ったやら
破れた網は 問い刺し網か
今じゃ浜辺で オンボロロ
オンボロボロロ-
沖を通るは 笠戸丸(かさとまる)
わたしゃ涙で にしん曇りの 空を見る
あれからニシンは どこへ行ったやら
オタモイ岬の ニシン御殿も
今じゃさびれて オンボロロ
西伊豆バージョン↓
曇りでナギも良いからメジナが釣れるぞと
赤いウェアのトーナメンター衆が渡船乗り場でさわぐ
〜
あれから50オーバークチブトは どこへ行ったやら
破れた網は タモ網か
今じゃ浜辺で オンボロロ
オンボロボロロ-
沖を通るは 松崎丸、佐市丸、龍弘丸?みんな廃業したはず、幽霊船か?
わたしゃ涙で メジナ 曇りの 空を見る
あれから50オーバークチブトは どこへ行ったやら
西伊豆の 渡船屋も
今じゃさびれて オンボロロ
渡船屋オンボロロは言いすぎましたね。すみません。ただこの10年の間に、知る限り西伊豆だけで渡船屋が4軒は廃業してるのは事実のハズ。
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