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「グレ(メジナ )のすべて」 その2
週間釣りサンデー(廃刊)別冊「グレ(メジナ )のすべて」という約40年前に書かれた本から、興味深い記事を引き続きご紹介します。
阿波釣法!で知られる、阿波のグレ釣師の標準ファッション。おしゃれです〜。
渡船で沖磯に渡礁する際、昔は「押し付け」は一般的ではなかったんですかね?船がウネリの頂点で数秒静止するタイミングで、ポン!と跳んで渡礁するのがコツ。と書いてありますね。
跳べずに躊躇していると、船首はすぐにウネリとともに下降し、こう↓なります。今でも「またいで磯に上がろうとするな!絶対に船首に片足を残すな!必ず跳べ!」といいますけど、上の絵で船首に片足を残してたら、下の絵では大怪我してますね。
下の図はお迎えの様子です。撤収は渡礁よりずっと難易度高いですね。
当時は長い竿が有利と考えられていて、8mのグレ竿なんてのがメーカーから出ていたようです。乙姫竿…!!
メジナ のことを富山県の一部の地域では、「サケノイオノツカエダイ」と呼んでいたそうです。
アイゴの煮付けは、メジナより美味なんだそうな。あんまり旨くて皿までペロペロしちゃうほどなんで、「アイゴの皿ねぶり」という言葉まであるそうな。
でもアイゴの背びれ刺さると、死ぬほど痛いシビレが2~3時間続くしなぁ…。
ちなみにオーストラリアでは、アイゴのことを「ラビット・フィッシュ」とか「ハッピー・モーメント」とも呼びます。
「ラビットフィッシュ」は、正面から見た顔がウサギに似てるからですね。
「ハッピー・モーメント」は「幸福なる瞬間」、つまりカケた時の強烈な引きの至福の一瞬のことを言ってますね。そのうち「グン、グン、グン」と3段引きが始まり、「あれ?」となるわけですが。
サンノジは、内臓を絶対傷つけないよう気をつけて、写真のように身をはいで食べると、普通に美味しいらしいです。「大名取り」って言うんですって。
この当時からもう有名!山元八郎さん。
最後は、この本で紹介されている名言で締めたいと思います。
「少なく釣って、多く楽しむ」
オーバーフィッシング(獲り過ぎ)は慎みたいものです。30cm以下のメジナ は放流しましょう〜。
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