「パソコン出来るからいいよね」と言われて思うこと
「みえはパソコン出来るからいいよね〜」と言われることが割とある。その他にも「デザイン出来ていいよね」とか「イラスト描けていいよね」など。
「そう思うなら、あなたも今から勉強すれば?」と毎回思う。
けど。思うけど。でもそれってちょっと違くない?っていう話。
いや、あなたの持ってるものだって
そんなふうに言ってくる人たちだって、わたしが持っていない資格や免許、技術や経験、役職などのキャリアを持っている。
それはべつにパソコンが出来なくても、デザインが出来なくても、イラストが描けなくても取得可能なものだ。
「一生食いっぱぐれない資格があっていいよね〜」、「その免許あれば都会でも田舎でも仕事あるし、いいよね〜」
わたしも今まで何度も周りにに対してそう思った。学生時代にちゃんと勉強していれば。将来を見据えて進路を選んでいればと。
「じゃああなたも今から勉強したら?」
いまのわたしに、例えば医師や、看護師、弁護士、などの資格を目指したり、なんか特殊な機械を運転する免許や、小難しい薬品なんかの勉強をしたら?と言われたとしても、「いや〜、べつにそこまでじゃないんだよな〜」となる。
それはきっと、わたしに「パソコン出来るからいいよね〜」って言ってきた人たちが言われても、おそらく同じ気持ちになると思う。
いいなあ、とは思うけど、自分の人生にはべつにそこまで必要ではなかったから、選んでこなかった。ただそれだけのこと。
みんな違ってみんなすごい、あるいは
何が言いたいのかというと、自分では大したことないと思うキャリアであっても、人から見たらすごいものかもしれない。し、逆に「あの人すごいなあ」って思っても実はべつにそんな大したことないかもしれない。自分の方がよっぽどすごいものを持ってるかもしれない。自分が気づいてないだけで。
だからこそ、自分のスキルやキャリアを羨ましがられたところで「じゃあ、あなたもわたしみたいになれるように頑張ったら?」って謎の上から目線になるのはちょっと違うよなあと思う。っていうのと、「あのひとはすごいな〜」って思ったら、「自分にもあの人みたいになんかいいところないかな」って自問自答してみるのもいいなって思ったりした、という話〜。