リアル麻雀の記録に関する試案 補足

 先日、「リアル麻雀の記録に関する試案」なる記事を起案した。

 これに対して、「そんなん牌譜をもらえばいいでしょう」という意見がある。
 そこで、今日はこれに対する私の意見を述べたい。

 私が目標にしているのは、「牌譜を取るだけのコストが払えない状況で、天鳳名人戦対局者データサイトに掲載したデータと同程度のデータが集める方法」である。
 つまり、私は「牌譜が取るだけのコストが割けない」場合を前提としている。
 牌譜が得られるだけのコストが支払えるなら、牌譜を取ってMJSCORE形式なりなんなりに変換すればいいだけで、今回の話はその前提を欠く。


 例えば、プロの先生方は公式戦の他に「練習リーグ」を行っている。
 牧野先生が行っている「天鳳リーグ(仮)」もその一つである。
 天鳳リーグ(仮)は牌譜が残るので、牌譜解析が可能である(現に、私がデータを出している)
 しかし、リア麻のリーグ戦では現状ではそうもいかない。


 そんな際、「局毎にこのデータを集めておけば、天鳳名人戦対局者データサイトと同程度のデータが集められますよ」と宣伝しつつ、リアル麻雀のデータを集めようというのが私の試案である。
 あるいは、「1局毎にこのマークシートにその結果を記載してくれればデータを出しますよ。マークシートに記載する作業は局毎に1分もかかりませんよ」とするところまで持っていくことが目標である。
 そして、実用可能になれば、プロの全対局にこれを拡張したいと思っている。
 そうすれば、プロの生涯成績などを出すことも可能になるであろう。


 無論、データは牌譜のすべてを表すものではない。
 でも、和了率・放銃率など天鳳名人戦対局者データベースに掲載されるようなデータだけでも、それが上澄みに過ぎないとしても、そのデータが残り、プロの成績として世に出すことができれば、プロのアピールになるのではないかと思っている。
 私の最終的な目的はそこである。


 それでは。

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