見出し画像

『データで勝つ三人麻雀』、出版の目途が立つ

 麻雀界初の秋刀魚データ本、『データで勝つ三人麻雀』の出版の目処がやっとついた。

 この本、出版にこぎつけるまで約4年かかった
 某1名、仕事をしなかったおかげで。
 ともあれ、本の出版までなんとか持ってこれてほっと一息である。

 これで、債務(出版の仕事)から解放されていつでも麻雀研究を引退できる
 今の居づらい環境からやっと脱出することができる。


 この本の構成・具体的なページ紹介については完成版ができてから行う予定だが、この本の構成、示されているデータの程度は『「統計学」のマージャン戦術』とほとんど同じである。

 まず、具体的な章立て(章立ては仮名)は次のとおりである。

第1章 データから見た三麻
第2章 先制テンパイにおける立直判断
第3章 押し引き
第4章 ベタオリと当たり牌読み

 以上が本書の構成である。
 第1章を除けば、まさに『「統計学」のマージャン戦術』と同じ構成である。

 また、データが大量に掲載されている。
『「統計学」のマージャン戦術』では、局収支を求めるためのパラメータ(牌譜解析結果)が全部示されていた。
『データで勝つ三人麻雀』においても局収支だけではなく、

和了率・放銃率・被ツモ率・横移動率・流局率

など、局収支(打牌の選択を決める際の評価関数)を求めるために利用した牌譜解析結果が全部掲載されている
 まさに、数値を利用して新しい戦術を生み出すための本となっている。
 そういう意味においては、戦術書というよりも研究書に近いか。

 そのため、この本のデータを全部覚える必要はない。
 そもそも、私も数値を全部覚えているわけではない。

 この本は辞書的な意味合いが強い。
 その点も『「統計学」のマージャン戦術』と共通である。


 また、三麻には様々なルールがある。
 そのため、今回は

抜きドラあり・ツモ損アリ(天鳳ルール)
抜きドラなし・ツモ損アリ
抜きドラなし・ツモ損なし(MJルール)
抜きドラあり・ツモ損なし

の4つのルールに対応するものを作成した。
 というわけで、天鳳しか対応していない、MJしか対応していない、ということはない。
 もっとも、使っているパラメータは天鳳の鳳凰卓のパラメータではあるが。
 その関係で、ルールによる違いはあまり大したことがないということになっているが。


 というわけで、今日は本の告知をさせていただきます。
 詳細はまた輪転機が回りだした時点で行う予定です。
 興味があれば、手に取ってみていただければ幸いです。

 では、今回はこの辺で。

もし気が向いたら、サポートしていただければありがたいです。 なお、サポートしていただいた分は、麻雀研究費用に充てさせていただきます。