一発・裏ドラなしを経験する
先週の土曜日、某麻雀部で麻雀を打ってきた。
一発・裏ドラなしというルールで。
もちろん、赤ドラ・カンドラもなし。
まさに、昭和の麻雀という感じである。
実際に打った回数は7試合。
結果は、トップ2回・2位2回・3位2回・4位1回。
成績は+68.2か(ウマは沈みウマを採用)。
打ってみた感想を言うと、「思ったより楽しい対局」であった。
「一発・裏ドラ・赤ドラ・カンドラもない対局などつまらないだろう」と思っていたが、全然そんなことはなかった。
一発・裏ドラ・赤ドラありだと簡単に満貫になってしまうが、今回の対局ではなかなか満貫にならない。
あと、符が生きる展開になりやすい(これは4ハン未満が頻発する以上、当然のことである)。
というわけで、ダイナミックな点数変動は少なかった(一発・裏・赤ありの麻雀と比較して)ものの、細かい挙動が私にとっては楽しみであった。
なお、この対局、私は「いつも通り打つ」ということを心掛けていた。
つまり、
先制聴牌時の立直判断は一発・裏アリに準じる
押し引きも一発・裏アリに準じる
リーのみ愚形は避ける
役牌は基本1鳴き
などなどなど
ドラが少ないことから打点について重視している状況が多かったとは思うが、通常運転と大差なかったように思っている。
その一方で、リャンハン役(三色・一通・トイトイ・鳴きホンイツ)を意識しながら対局をしていた気がする
(ピンフドラ1・タンヤオドラ1などが確定している状況では意識しなかったが)。
以下は私の感想。
「現行の麻雀点数計算は一発・裏ドラなしが前提となっているなあ」と思った。
麻雀界では点数計算の簡易化のために「符計算を廃止せよ」という意見があり、私も条件付きで賛成なのだが、点数計算を見なおすなら4ハンで天井になってしまう現状も改善した方が良いように思う。
例えば(これは一案である)、
1ハン 子800点、親1200点
2ハン 子1600点、親2400点
3ハン 子3200点、親4800点
4ハン 子6400点、親9600点
5ハン 満貫(子8000点、親12000点)
6ハン 跳満
8ハン 倍満
11ハン 3倍満
などとすれば(これは点数を25符で統一しただけであるが)、「点数の10の位の切り上げ」といったことも生じずすっきりする。
また、4ハンで点数が飽和してしまう状況も解消できる。
(無論、これは一案である、子の和了素点が400の倍数になるならば、特にこだわりはない)
このように、符計算に手を入れるなら点数についても手を入れた方がいいのではないか、というのが私の個人的意見である。
まあ、それはさておき、一発・裏なしは面白い対局であった。
なかなかこういう対局は経験できないだろうが、チャンスがあればまた打ちたいと思う。
では今回はこの辺で。
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