麻雀研究をするための文章を
麻雀について数理的戦術を研究したいと思った場合、理論が書かれている書物は何かというと、現時点では、講談社現代新書として出されているとつげき東北の『科学する麻雀』(2004)しかない。
この書籍の39ページから103ページに、凸の理論に関する諸々が書かれている。
特に、凸の局収支シミュレーションを支える理論については62ページから71ページまで、85ページから103ページまでに書かれている。
この辺を読めば、どうやって凸が『科学する麻雀』に掲載したシミュレーションのグラフに準じるものを再現することができるだろう。
しかし、その理論を理解するのは簡単ではない。
私はこの本を読んで凸理論局収支シミュレータを作る際、分からない部分をいくつか凸に質問して、シミュレータを作った。
それでも、相応の日数を要したことを覚えている。
とすれば、凸理論局収支シミュレータを作る方法、その理論を説明する文書を起案することは、数理的麻雀理論に対する理解、麻雀研究をする上で有益である。
この点、凸理論というと古いように思えるかもしれない。
しかし、凸理論はシンプルであり、理解しやすい。
また、nisiシミュレータは凸理論を詳細化したものであるため、nisi理論を理解する上でも凸理論を理解することは有益である。
さらに、凸理論が『科学する麻雀』に公開されてから15年も経過している上、別に『科学する麻雀』の記載をそのままコピーアンドペーストするわけではない。
そこで、凸理論を理解するための文章を起案し、世の麻雀理論への理解の助けとしたいと思う。
まあ、結構な分量になるため、書き終わるのがいつになるか分からないが。
それでは。
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