ホーリー本、再発売される
こちらは『神速の麻雀 堀内システム51』(洋泉社、堀内正人著、福地誠編、2015)。
通称「ホーリー本」である。
この本、麻雀研究者としての私がデータ監修者として、初めて書籍に関与した本である。
具体的には、私が麻雀研究者として初めて印税をもらった(法律的に言えば「著作権者になった」)書籍である。
というわけで、私にとっては結構重要な本である。
つか、この本、出版されて5年が経過するのか・・・。
懐かしい。
というか、そんなに時間が経過したんだなあ。
そういえば、このときのエピソードをNOTEにしようと思っていた(単に思っていただけ)が、まだ書いていない。
暇なうちに麻雀研究史としてNOTEに書き加えないといけないなあ。
そのホーリー本、三才ブックスから再発売されることとなった。
出版予定は今月の8月か9月らしい。
ん、9月?
9月に出版するとなると、お盆あたりに最終稿を完成させる必要がある。
お盆というとあと3カ月しかない。
間に合うのか?
9月でもこの計算だ。
8月なら7月中に最終稿を作らないといけない。
こちらの場合、あと約2カ月である。
この点、誤植などの訂正で済ませ、何も変更をしないならば、2~3か月でもなんとかなるだろう(むしろ2~3か月もあれば十分である)。
しかし、上記福地先生の文章には次のように書いている。
(以下、福地先生の上記NOTEより引用、強調は私の手による)
戦術ページは増補する。
(中略)
あとコラムページは大幅に入れ替える。プロ連盟系の記事はなし。
(中略)
表紙は完全に変える。
(引用終了)
うーん。
間に合うのだろうか。
まあ、私が気にしてどうにかなる話ではないので、この辺にするが。
さて。
ここで、ホーリー本に関する私の思い出を一つ。
ホーリー本にはデータ監修者としての私の文章が挿入されている。
そこには、『科学する麻雀』(とつげき東北著、講談社現代新書、2004)以降ホーリー本出版までになされた麻雀研究、および、今後の課題が示されている。
さらに、数理的麻雀研究者がいないことを嘆く場面が入っている。
そのあたりは、『統計で勝つ麻雀』(福地誠・みーにん著、竹書房、2015)とほぼ同様である(『統計で勝つ麻雀』のあとがきは次の通り)。
さて、この「ホーリー本のデータ監修者あとがき」、書きあげるのに相当苦労した。
ちなみに、最初に書き上げた原稿は文章を書ききるのに何十時間もかかったうえ、文章に足がついている感がなかったので、半分くらいをばっさり削除して(本で公開された文章に)書き直した記憶がある。
それくらい大変だったと記憶している。
あれから、『統計で勝つ麻雀』を出版し(あの書籍で私が書いたのは「ある1つのテーマ」と「あとがき」だけであるが)、『データで勝つ三人麻雀』の前身である『秋刀魚データ大全』という本の原稿を書き、『統計学のマージャン戦術』を出版し、『データで勝つ三人麻雀』の原稿を書き、『知るだけで分かる麻雀の2択』に関与した。
今ならそれほど苦労しないだろう。
というわけで、文章を書くことに苦労していた過去が懐かしい。
ま、過去を懐かしむのはほどほどにして前に向くことにしよう。
では、今回はこの辺で。
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