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ODあれこれ

今日はODについて書く。OD、オーバードースとは薬を大量に飲むという自傷行為の一環である。使われるのはブロンが多いが病院で処方された向精神薬を使う猛者も居る。今回は私が飲んだことのある薬を取り上げようと思う。

・ブロン
ブロン、咳止め薬だ。白い錠剤で甘ったるい薬だ。OD界隈で最も飲まれていると言っても過言ではないだろう。薬局の販売コーナーには中毒者が万引きしたり爆買いするのを防ぐため、空き箱が置かれ一人一つまでの購入制限がかけられている。購入するときも登録販売者にどんな症状で使うのか、使ったことはあるのか等と訊かれ、店によっては購入者情報として名前を書かされる事もある。
値段は60錠の物が700~1000円程、84錠の物は900円~1500円程だ。高いためコスパはあまり良くない。Amazonであれば740円で買えるが購入し過ぎると警告が出るのでオススメはできない。
個人的には西友やビッグ等のちょっと大きなスーパーの片隅にある薬コーナーでは比較的安く買うことが出来る気がする。私がよく行く店では84錠で970円である。
ブロンの飲み方と効果について語ろう。
最初の数回は普通のお茶でも流し込めるだろう。だが回数を重ねると糖衣錠の甘ったるさが気持ち悪くなり味の薄いお茶では飲む事が難しくなってくる。コツとしては味の濃いジュースで4、5錠ずつに分けて流し込むと飲みやすくなる。私はいつもミックスジュースかオレンジジュースで飲んでいる。
飲む数は最初のうちは30錠程で済ませ様子を見ながら少しずつ追加し50錠以内で済ませるのがいいだろう。私は最初から84錠飲んでしまいオレンジ色のゲロを吐いてしまった。
飲み始めてから人にもよるが大体1時間程で頭がふわふわしてくる。体がずんっと重くなるが、何故か心地好い。ベッドに横になっているだけでも心が落ち着きリラックスできる。寝ているのか起きているのか分からない状態でぼんやりしているといつの間にか朝日が昇っていた、ということが多々ある。
最後にデメリットについて語ろう。まず体の痒みがあげられる。場所を問わず身体中が痒くなるのだ。個人差はあるが我慢できる程度の痒みである。
それから、舌と便が白くなる。糖衣錠のせいだ。これは事前にブロンを洗って糖衣錠を剥がしておけば防ぐ事ができる。私は一度だけしたが面倒でずっと剥がさずに飲んでいる。
最初のうちはなく、私も最近になって出てきたのだがODをした翌日に心臓が痛くなる。左胸全体がとにかく痛み、ほとんど気絶に近い形で無理矢理寝てなんとか翌日には治す事が出来た。それ以来ブロンを控えているのだが、最近また飲みたくなってきている。

・金パブ
正式名称はパブロンである。
コスパは良い。ブロンに比べれば遥かに安価である。それでいてちゃんと飛べる。
ただ、とにかくまずい。それと内臓が痛くなる。
香辛料?に近い味がする。錠剤のサイズも相まってとにかく飲みにくい。効果が切れてくると内臓がキリキリと痛み翌日は立てなくなる。(私だけかもしれない)
あまり好きではない、一応1瓶使い切ってみたが私は好きになれない。

・コンタックW
とにかくコスパが悪い。1回分で2400円は高すぎる。
だが楽しさはピカイチである。飲むとまず眠気が来る。耐えてもいいし、私は1時間だけタイマーをかけて仮眠する。
目が覚めたら楽しい世界だ。世界観がまるでパプリカになり、普段はネガティブ思考の塊の私がポジティブになれる。楽しい。ただ体感時間が狂う。1時間経ったなって思って時計を見たらまだ5分も経っていなかったり、反対にまだ5分も経っていないと思っていたら2時間も過ぎていたりする。翌日に薬が残らないのも本当に良いのだが、本当にコスパが悪い。

・レタス
レスタミン、皮膚病の薬である。今まで取り上げた3つのように飛ぶ事を目的とするより、眠る事を目的に飲む人が多いかもしれない。
飲むと眠くなる。それを我慢していたら視界が段々暗くなり皮膚の下を虫が這うような悪寒に襲われ、言語障害まで出てくる。本人にその記憶はない。
錠剤が小さく飲みやすいためがぶがぶ飲めるが危険なので~30錠程にしておいた方が良い。

以上、ODの薬についてであった。
長々と薬について書いたが、ODはオススメ出来ない。薬で内臓がボロボロになってもいい人以外はしない方がいい。

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