ドイツの学校: 2: トイレに行く時は誰かと一緒に!
9月半ばに新学年がスタートしたドイツ。
久々にクラスメートに会えて、楽しかったでしょう?と息子に聞くと、
「ママ、聞いてよ、変なルールができたんだよ!」
と、友達の話は二の次に話し始めた。まず1つめ。
1人でトイレに行ってはいけない。
え?!どういう事?誰かと一緒に行かないといけないの?
と聞くと、うん、と返事。
それが新しいルール?と聞くと、そう、と返事。
なんの為に?と聞くと、学校には誰でも入れるから、との事。
そういえば小学校の時は入り口にカメラがあり、インターフォンで秘書と話し、来校理由を説明しないと校内に入れなかったが、息子が進んだ進学校はもっとセキュリティが緩く(オープンと言うべき?)、放課後や夜は地域の人々に対し語学レッスンなどが行われる場として、教室が提供されている。基本的にアクセスフリーだ。
その状況に制限を付けるのではなく、本来の学校の目的で通う生徒に対してルールを促すのか。
授業中に抜けてトイレに行く場合、何かあったら確かに気付きにくい。
「それって授業中や午後の活動とかある場合に限ってなんでしょう?」
「ううん、授業と授業の間の休憩の時間もだよ。」
「大きい方をしたい時とか、オナラをしたい時は?」
「知らないよ!」
「誰もいて欲しくない時ってあるよね?」
「そりゃそうだよ!」
一緒について行く方だって、さぞ嫌だろう。
このルールが伝達された時、クラスの子供たちは当然だが不平不満をもらした。担任は、
「自分もこのルールをヘンだと思うが、決めたのは校長やその上の人たち。自分は決定事項を皆に伝えなければならい。」
そう言い放って、次のルールを説明に移った。
=>次のルール