魔法なんてない ~NiziUプロデューサーとマツコから学ぶ人材育成~
勢いが止まらないNiziU
NiziU熱はまだまだ冷めない。
むしろ、ごぉーごぉーと熱い炎で燃え上がっている。
日本に来てから、音楽番組で見る機会も増えて、どこもかしこもNiziUでイチにわかファンとしては嬉しい。
実はこの記事はかなーーーーり前に書いて下書き保存していたのだけど、
ミイヒちゃんが活動再開!!との嬉しいニュースが舞い込んできて、昨日のMステスーパーライブで見事な復帰を遂げたので、このタイミングでふたたび仕上げることにした。(不覚にもぼろ泣き)
9/19日に「マツコ会議」でNiziUのプロデューサーである餅ゴリ(JY Park)さんが出演されて、とてもその内容が心に響きまくるというか、noteを書かずにはいられなかったので、記事にします。
番組のなかで「褒め方」についてマツコが絶賛してたんだけど、
え、待って、私先取りしすぎてない!?もしかして私のnote読んでくれたんじゃない!?(んなわけあるか)
自分で読み返しても感動しちゃうくらい、よくまとめてあると思うんだけど、日テレさん。(静かにします)
こちらは実は第2弾なので、できれば第1弾も読んでみてほしいです・・・!
関心と愛
そう、なんで第二弾を書こうかと思ったのかというと、マツコ会議でさらにすんばらしいポイントを餅ゴリさんが話されていたから。
「褒めるのも、叱るのも、どっちもしっかり知らないで評価をしたら効果が全然ないです。その人についての関心と愛だと思います」
以前、第1弾の「褒め方」にも書いたのだけど、やっぱりJY Parkさんのもう人材育成者として素晴らしいところは、「指摘がとにかく細かすぎるくらい細かいこと」
それって、相手をしっかり知っていないと言えないことなんですよね。
あふれんばかりの愛が伝わる伝わる。
ちなみに、さかのぼること約12年前。
当時私の中学の性教育の授業で「コンドームの達人」という名の岩室伸也先生がきて講演をしたんですよ。
もうその時のインパクトが強すぎて、ものすごい記憶に残っています。
そして先生が「みなさん、愛情の反対はなんでしょう?」ってマイクを持って大講義室をまわって、みんな答えたくないから目をそらすんだけど、そのなかでもあてられた人が「えっと・・・嫌い、ですかね」と答えて。
そして岩室先生は
「愛の反対は、無関心です」
って言ったのが強烈に残っている。
ちなみに後からこれはマザーテレサの言葉だったと後から知りました
ちょっと話が脱線しましたが、JY Parkさんの「関心と愛」という言葉で、そうなんだよなー、関心と愛は必ずセットなんだよなぁってしみじみ感じました。
もちろん嫌われるのはいやだけど、透明人間のように、無関心になってしまったらそれはもう「諦め」と同じなんですよね。
「怒られるうちが華」って、よくフォローの言葉として使われるけど、あながち間違いじゃないんよなぁ。(怒られたくはないけどね!!!)
育てるって面倒くさい
そしてマツコのこの言葉に対してのコメントもいいの、、
本当に面倒くさいことなのよ。だから結局面倒くさがったらできないこと。魔法はないってことよね。
そうそうそうそう!!!!!!!!!と首がもげるくらいに頷いたこのコメント。
育てるって面倒なの、エネルギーがかかるの、
ビビデバビデブー!!って魔法をかけてその人を変えてしまえば、そんな楽なことない。
でも、そんな魔法はこの世に存在しないから、
私達は「面倒くさい」方を選ぶ。
ニジプロを見ていて心動かされるのって、私達素人にしてみれば「なにこのこ!超絶うまい!!!!!!」って拍手喝采なダンスや歌でも、
プロデューサーのプロの目からみると完璧ではなくて、
そのご飯粒くらいに欠けているものを指摘する。
「ええええええええええええそこおおおおおおおおおおおお???????」って見ていて何度も思ったけど、
その面倒くささに忠実でいられるかどうかが、結局はプロの真髄なのかもしれない。
たった2mmのズレを許さない職人さんも、
塩こしょうひとつまみの違いを徹底的に気にするシェフも、
針のわずかな角度を注意する看護師も、
言葉の言い回しひとつに全神経を集中させる営業マンも。
結局は、
「面倒くさい」を選べるひとが、
「面倒くさい」って思われても続けられるひとが、
「面倒くさい」くらいに熱く語りつづけられるひとが、
「面倒くさい」とはねのけられても信じつづけられるひとが、
「面倒くさい」ほどこだわりつづけられるひとが、
よき人材育成者なのかな、って個人的に思う。
だって、人を変えられる魔法なんてないんだから。