11.17 バッドと暮らしとラーメンたべたい
週に1~2回(とてつもなく運が良ければ0回、運が悪ければ4日以上)ものすごく暗い気持ちになることがある。上手く言えないし、明確な理由があるかと言えばそうでも無いのだけれど、とにかくものすごく暗い。まさに「暗澹」といった感じの気持ちになる。些細なきっかけでものすごく急に落ちるのだ。
いつからこれが始まったのかは忘れた。高1の頃にはもうあった。これなんなんだろ。私は私以外をやったことはないから分からないけれど、頻度・程度・自覚の差はあれ、生きている人間ほぼ全員に起きていることな気がする。割と確信している。まぁ知らんけど。でもなんか新美南吉も「でんでんむしのかなしみ」でそんなようなことを描いていて、さらにいつだったかの皇后がそれに大変感動していたらしいから多分みんなあるんやろ。
もう今日は回復できないなと思っていたが、ベットにシーツを付けたりメイクを落としたり色々していたらいつの間にか暗さは薄くなっていた。生きるだけじゃなくて、暮らしていかなきゃいけないのが人生の辛いところだけれど、まぁこういう風に暮らしに救われることもあるのだ。
12月7日、青森県立美術館で開催中の奈良美智の個展で、矢野顕子がギャラリーライブをするらしい。行きたい。とてつもなく行きたい。しかし京都から青森は遠すぎる。遠すぎるというか、移動にかかるお金が高すぎる。航空会社のセール期間内でなければ私は行くことが出来ない。悔しい。
矢野顕子さん、何の曲を歌うんだろう。「ラーメンたべたい」かな。私は「ラーメンたべたい」が大好きである。あれはいい曲だ。ピアノver.もYMOver.も、どちらも良い。
「ラーメンたべたい」にはあの、ラーメンが食べたくなる時のやみくもな欲望がすごく綺麗に表現されている。それだけではない。途中に挟まれる「男も辛いけど女も辛いのよ お友達になれたらいいのに くたびれる毎日 話がしたいから 大きな字の手紙読んでね」がすごくいいのだ。ラーメンたべたい、は色々ある日々の隙間で、悲しさや寂しさ諦めを振り払うための欲望なのだ。良いなぁ。話し出したらキリがないけれど、私は本当にこの曲が好きだ。
なんだか今日は長くなった。明日(今日?)はまた大変な仕事だ。行きたくないなー。