逆槇原…いややっぱり槙原

振ってきた先輩のことが案外どうでもよくなってきた……とかいって調子に乗っていたらいけない。先輩が職場にいても平気だったのは、たぶん先輩の隣の席の女の先輩が、数日間、出張で休みだからな気がするからだ。先輩とその女の先輩は仲良しで、先輩はその人と喋る時デカデカしい声で楽しそうに喋るので、振られる前からジェラシーでしんどくなっていたのだ。今となっては振られてるんだから、もっともっともーーっとしんどくなるに決まってる!!書いていたら嫌になってきた。ウワー!!
1個意外だったことがある。なんか先輩がけっこう気まずそうだったこと。まぁでもこれも多分女の先輩がいないからだ。女の先輩が来たら得意になって自信満々になるに決まっている。うぜー!
それはそうと、今日はだいぶ早く帰れた。で、地面師たちを見ていたんだけど、なんだかグロさが熾烈を増してきて、しかもなんだか登場人物も全員嫌になってきて、見るのをやめた(6話)。見るのをやめて寝て、起きて、菊池寛の「真珠夫人」を読もうとしたのだが、青空文庫になかったのでそれもやめて、川端康成の「片腕」を読んだ(青空文庫ではないなにかのサイトに載っていた。ちなみに私は伊豆の踊子もそういうサイトで読んだ。伊豆の踊子に至っては本も持っているのに)。終わり方がよかった。伸びた爪の下の皮膚。露。モヤや幻に対する不安もいい。別に面白いとは思わなかったし、正直あんまり好みじゃないけど、小説ってそう思ったら終わりな気がする……人にはかっこつけて「あんまりかな」とか言っちゃうけど、イイタクナイヨー!ともう1人の私は常に騒いでいる。前、谷崎の話をしていた時も、なんだかかっこつけて「でもまぁー、いまいちじゃないですか?」みたいなことを言ってしまった。
話が逸れた。「片腕」を読んだあとは江戸川乱歩の「挿絵と旅する男」「木馬は廻る」を読んだ。これは超再読。あと、超短い。あと、大学の授業でやった作品。そのあとは自転車でコンビニに行って、更にその後は架空OL日記を見始めた。めちゃくちゃ面白い。
とかなんとかしていてわかった。男からの返信とか、男との関係の終わりとか、男とのまぁなんかとか、を気にしていないと自分は途端に精神的に暇になる。暇になって、なんだか色々たくさん考え出したり、サブスクで何かを見出したり、小説を読み出したりする(小説をなんとなく読み出すのなんて本当に本当に久しぶりなんだよな)。色々考えるのは、いい時と悪い時がある(というか殆どは悪い)けど、それ以外に関してはこっちの方がいい気もしなくもない。とか言って!女の先輩が帰ってきたらまた心大荒れになるんだけど!いやてかまぁ私、好きな男がいないのはつまんなくて無理なんだけど!まぁ平穏ではあるよねって話……かな…。
 明日も仕事だ。例のごとく先輩もいるしさぁ。険しいね。

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