あざとくなくて何が悪いの?
「一人で生きられそう」ってよく言われる。
できることなら他人に頼りたくないし、自分1人で対処できそうものならできるところまで対処させてきた。
本当は頼りたい。頼りたくても先に頼られてしまうのだ。
弱い部分を見せたらどう?なんて言われるけど、見せてるつもりだった。
いや、見せていなかった。ネタにして笑ってきただけだった。
かわいいあの子は弱い部分を弱いと認めて、他人と生きるためのつなぎ目として有効活用している。
甘えるとか、自分の中の女を見せるとか、どうしてもできない。
そうした方が生きやすいとは分かっているけど。それでも、どうも自分の中でぎこちなさが残って、不和になって、異物となって残る。
「あざとさ」が最近の流行り言葉になってきている。
すごいなぁ、自分にはできないや。同じ女性なのに、どうしてこうも違うんだろう。
ちょっと自分の中で「いい女になりたい」とか思って頑張ってみたりもしたけど、やっぱ無理。
というか、気づいた。
あざとくなくて、何が悪いの?
完全開き直りだし、ああ、かわいくないなぁと思う。
でも今はそれでいい。自分がそうしたいと思ったらそうすればいいし、そうしてる自分に違和感があるなら無理しなくていい。
私はあざとくなることに諦めた。
だから、周りが期待するあざとさにも応えない。傍観する。
あざとくなくたって、いい。
あざとくなくて、何が悪いの?