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PanelVisorが高い理由、それでも“安い”と言い切れる理由

▼PanelVisor詳細はこちら

まずはじめに。

PanelVisorですが、発売を記念して特別キャンペーンを企画しています。


その名も、
#みんなで買えば安くなる

今回のキャンペーン価格は、通常価格よりグッと抑えた設定にしています。


正直に言いますと、これは「いつでもできるもの」ではありません。




実は、製造業者さんがたまたま今の時期、製造ラインに空きがあって、
「このタイミングなら、まとまった数を作れるよ」と言ってくれたんです。

これを逃したら次のチャンスはいつになるかわからない。
それならばと思い、無理をお願いして実現した企画です。



今回のキャンペーン、目的はただひとつです。

「できるだけ安く、多くの人にこの製品を届けたい。」



利益??
正直、ほとんどないです。


むしろ、「これだけ安くして本当に大丈夫なのか」と製造業者さんから心配されたくらいです。


でも、それ以上に、
この製品を待っている人たちに届けたいという思いが勝りました。

だから、今回だけ特別に踏み切りました。



ただ、製造できる台数にも限界はあります。

受注がどれだけ来ても、製造可能なのは25台まで。
これ以上は無理です。



だからこそ、今回の機会を逃さず、ぜひ手に取っていただければと思います。

こういう企画ができるのも、情熱を持って協力してくださる製造業者さんがいてこそ。

そして、応援してくれる皆さんがいてこそです。


PanelVisorの価格


PanelVisorの価格を見て、こう思った方もいるでしょう。


「高っっ…」


実際、僕もそう思います。普通に考えれば、高価な製品です。



でも、そこにはしっかりとした理由があります。

そして、その理由を知ったとき、この値段がむしろ「奇跡的」だと感じてもらえるはずです。


今回は、PanelVisorがなぜこの価格なのか、そしてそれが本当に「安い」と言える理由についてお話します。


少量生産というハードル


まず、PanelVisorは少量生産品です。
一般的な製品のように、何千個、何万個単位で作ることはできません。


大量生産ならば、専用の型を作り、自動化されたラインで効率よく製造できます。

しかし、PanelVisorのようなニッチな製品では、そうした仕組みを導入するのは現実的ではありません。


だからこそ、PanelVisorの製造には、職人による完全手作業となります。


1枚1枚の金属板を切り出し、叩き、曲げ、溶接し、バリを取り、塗装する。


これらすべてを手作業で行うのです。
職人が1台にかける時間と労力は想像を超えます。


職人技術への敬意


職人がつきっきりで対応するということは、それだけのコストがかかるということです。

でも、私はこの製品に妥協したくありませんでした。

「自宅で本物の運転台を再現する」というテーマには、本物の素材と技術が必要だからです。


PanelVisorを触れば分かります。

この重量感、質感、そして仕上がりの美しさ。
それは、職人たちの手によるものです。

この技術を製品に込めることで、「本物感」を追求した結果、この価格になっています。


個人事業主だからできたこと


もしこの製品を企業が作ったら、さらに高額になっていたでしょう。


社員の給与、設備費、利益確保など。企業には多くの固定費があります。

しかし、私は本業で生活を成り立たせているため、
PanelVisorでは利益率を最低限に抑えることができました。


だからこそ、この価格が実現できたのです。


この価格でも「安い」と言える理由


少量生産の製品で、これほどの手間と技術をかけていながら、この価格で提供できるのは奇跡に近いことです。

普通なら「そもそも製品化できない」と言われるレベルの条件で、


そもそも真っ先に断られます。



それでも諦めず作り上げた理由は、

鉄道ファンに「夢」を届けたいという想いがあったからです。


また、PanelVisorは
今後の金属製マスコン製造チャレンジへの第一歩でもあります。

ここで失敗してしまうと、今後の製造レーンを開けてもらうことが厳しくなってしまいます。

言ってみれば、私なりの賭けでもあります。


私の想いと、職人たちの技術の結晶であるPanelVisorを
ぜひ手に入れていただきたいと願っています。





次回予告:「PanelVisorの、ユーザーがつくる価値」
PanelVisorはディスプレイの購入と取り付けをユーザーに任せています。
それには理由があります。


次回の記事では、あえて「任せる」ことで生まれる価値と、DIYの楽しさについてお話しします。どうぞお楽しみに!

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